お知らせ

2015年10月 7日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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10月上旬の野草の実3種と木の実5種
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10月に入って、日一日と秋が深まりつつあります。公園内の植物たちにも、花が終わり、稔りの秋に向けて果実を付けるものが多くなってきています。そこで今回は、秋の野草の実3種と木の実5種をご紹介いたします。
なお写真はすべて10月4日に撮影しました。
桜ヶ丘公園151004ヤブミョウガ連結.jpg 上:カラスウリ / 下:ヤブミョウガ
カラスウリ
とんぼの広場周辺などに見られるカラスウリの実が朱赤に色づいてきました。カラスウリはウリ科のツル性多年草で、日本(本州、四国、九州)、中国に自生しています。夏に、縁がレース状に広がった白い花を夜の間だけ開花させ、秋になって付けた卵型や楕円形の縞模様のあるグリーンの果実は10月頃からオレンジ~朱色になります。
 
ヤブミョウガ
赤い実の道脇の谷筋などにたくさん生えているヤブミョウガの実が光沢のある青黒い色に変わってきています。ヤブミョウガはツユクサ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。夏に咲く白い花が終わった後から秋にかけて、直径5mmほどの球状の実を付けますが、この実が熟すと黒真珠のような光沢のある深いブルーになります。
桜ヶ丘公園151004サンシュユ連結.jpg 上:ヤマホロシ / 下:サンシュユ
ヤマホロシ
とんぼの広場からしょうぶ池に下る階段の上の園路際に生えているヤマホロシが真赤に熟した実を付けています。ヤマホロシはナス科の半つる性多年草で、北海道、本州、四国、九州の山地の明るい林縁などに生えています。花の後に直径6~7mmの球形の実を付けますが、この実が秋を迎えて真赤に熟します。
 
サンシュユ
お花見坂の園路脇の草地の斜面に植えられているサンシュユの実が真赤に熟しています。サンシュユはミズキ科の落葉小高木で、中国、朝鮮半島に自生しています。日本には江戸時代に朝鮮経由で中国種が持ち込まれて、薬用植物として栽培されるようになりました。このサンシュユの果実は内部にある種を取り除いて乾燥させて、生薬として利用されます。
桜ヶ丘公園151004ゴンズイ連結.jpg 上:クサギ / 下:ゴンズイ
クサギ
公園のあちこちに生えているクサギの実が濃青色に色づき、その周りを取り囲む赤いガク片とのコントラストが美しく、目立っています。クサギはクマツヅラ科の落葉小高木で、日本、中国、台湾に分布しています。果実は草木染めで、絹糸を媒染剤無しで鮮やかな空色に染めることができ、赤いガク片は鉄媒染で渋い灰色に染められます。
 
ゴンズイ
ゆうひの丘に続く木道脇などに生えているゴンズイの果実が赤く熟して裂け、中から光沢のある黒い種子が顔を覗かせています。ゴンズイはミツバウツギ科の落葉小高木で、本州の関東地方以西、四国、九州、沖縄に分布しています。ゴンズイという名前は、魚のゴンズイに由来していて、それと同じように役に立たないから、という説など諸説がありますが、判然とはしません。
桜ヶ丘公園151004コブシ連結.jpg 上:ガマズミ / 下:コブシ
ガマズミ
ガマズミの葉の上に円盤状に広がって稔っている実が真赤に熟して美味しそうです。ガマズミはスイカズラ科の落葉低木で、北海道西南部~九州、朝鮮半島、中国の丘陵地から山地に自生しています。果実は9~11月に赤く熟して、そのまま食べたり、果実酒、漬物の着色などで利用されます。
 
コブシ
コブシの果実が裂けて、中の赤い実が飛び出し、中には白い糸でぶら下がっている実も見られます。コブシはモクレン科の落葉高木で、北海道、本州、九州、韓国の済州島に分布しています。果実は集合果で、にぎりこぶし状のデコボコがありますが、この果実の形状がコブシという名前の由来です。

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