お知らせ

2015年10月 2日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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10月初頭の野草の花6種と木の花2種
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10月に入って、いよいよ本格的な秋を感じさせる気候になってきました。そこで今回は、前回に引き続き、秋の野草の花6種と木の花2種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて10月1日に撮影しました。
桜ヶ丘公園151001テンニンソウ連結.jpg 上:ゲンノショウコ / 下:テンニンソウ

ゲンノショウコ
とんぼの広場から大谷戸の池の端あたりに自生しているゲンノショウコが赤い花を咲かせ始めました。ゲンノショウコには赤花と白花の2種類があって、赤花は関西に多く、白花は関東に多いのですが、この公園では両方の花が見られます。ゲンノショウコはフウロソウ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国などの山野に自生しています。根、茎、葉、花などを煎じて下痢止めや胃薬として用います。
 
テンニンソウ
ひぐらし坂の園路脇の石垣の間に生えているテンニンソウが、上部の葉の間から花穂を上に伸ばして、そこにクリーム色の花をたくさん咲かせ始めています。ひとつひとつの花から白い4本の雄しべと1本の雌しべが外に長く飛び出しているので、全体として白いブラシのような感じになっています。テンニンソウはシソ科の多年草で、北海道~九州に分布する日本固有種です。
桜ヶ丘公園151001キバナアキギリ紫化花連結.jpg 上:キバナアキギリ・クリーム色花 / 下:キバナアキギリ・紫斑入り花
キバナアキギリ・クリーム色花
前回のキバナアキギリの紹介に続いて、今回は花色に変異のあるキバナアキギリを取り上げます。ひとつめは普通のキバナアキギリよりずっと白っぽく、淡いクリーム色の花が上の写真のキバナアキギリです。写真の奥の方美映っている普通の花色のものと比べると違いが判るでしょう。なお、この花に限らずすべてのキバナアキギリはシソ科の多年草です。
 
キバナアキギリ・紫斑入り花
キバナアキギリは花色などに変異の多い野草と言われていますが、桜ヶ丘公園のキバナアキギリの大群落の中にはもうひとつの色変わり花が見られます。それが下の写真に写っている、花の下側の舌状の花びらの内側に紫色の細かい斑がたくさん入っている花です。なお、すべてのキバナアキギリは本州~九州の山地の木陰などに自生する日本固有種です。
桜ヶ丘公園151001アメリカセンダングサ連結.jpg 上:ヤマハッカ / 下:アメリカセンダングサ
ヤマハッカ
もみじ平下やおもいでの道脇の野草保護柵の中などに生えているヤマハッカが長い花茎を伸ばして、そこに小さな紫色の花を咲かせ始めました。ヤマハッカはシソ科の多年草で、北海道~九州、国外では朝鮮半島、中国に分布しています。花をよく見ると、上側に4裂になった花びら、下側にひとつの花びらが位置していて、普通のシソ科の植物の花とは上下が逆になっています。
 
アメリカセンダングサ
とんぼの広場の池の端でアメリカセンダングサが茎を伸ばして葉を広げ、その先端に、葉のように見える多くの総苞が襟のように取り囲んだ、黄色い花を咲かせています。アメリカセンダングサはキク科の一年草で、北アメリカ原産の帰化植物です。日本では大正時代に確認されて、現在では北海道~九州の日本各地に分布しています。
桜ヶ丘公園151001ギンモクセイ連結.jpg 上:キンモクセイ / 下:ギンモクセイ
キンモクセイ
公園内の園路に沿って植えられているキンモクセイが枝先の葉の間にたくさんのオレンジ色の花を咲かせて、あたり一面に強い芳香を漂わせています。キンモクセイはモクセイ科の常緑小高木で、中国南部原産の樹木です。日本には江戸時代に渡来して、香りの高い庭木として広く植えられています。雌雄異株の木ですが、日本では雄株だけが栽培されています。
 
ギンモクセイ
記念館駐車場の横の所に何本もかたまって植えられているギンモクセイも白い花を咲かせて、周りに甘い香りを放っています。ギンモクセイは単にモクセイとも言われるモクセイ科の常緑小高木です。中国南部原産の樹木で、キンモクセイの基本種です。つまり、キンモクセイはギンモクセイの変種なのです。花の香りはキンモクセイの方が強く香ります。

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