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2015年8月 6日

桜ヶ丘公園の動植物情報:8月中旬の野草の花8種


8月中旬の夏の真っ盛りで異常な暑さが続いている中、公園内の野草に次々と花が咲き出しています。そこで今回は真夏から秋に向けて咲き続ける野草の花8種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて8月13日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150813オトコエシ連結.jpg 上:アキノノゲシ / 下:オトコエシ
アキノノゲシ
とんぼの広場からしょうぶ池へ下る階段脇の藪の中から茎を伸ばして花穂をのぞかせているアキノノゲシの淡いクリーム色の花が咲いています。アキノノゲシはキク科の越年草で、東南アジア原産の植物です。日本には稲作と共に渡って来た史前帰化植物で、現在では日本全土のほか、朝鮮半島、中国、台湾、東南アジアに分布しています。
 
オトコエシ
オミナエシとよく似た形で色は白の花を咲かせるオトコエシが開花し始めています。オトコエシはオミナエシ科の多年草で、北海道~九州、朝鮮半島、中国に分布しています。花の色が白く地味で、茎や葉はオミナエシよりも大きく、男性的な感じがするということで、女郎花(オミナエシ)に対して男郎花(オトコエシ)と名付けられました。
桜ヶ丘公園150813ワレモコウ連結.jpg 上:ツリガネニンジン / 下:ワレモコウ
ツリガネニンジン
さとやまくらぶ裏や大松山南斜面などに自生しているツリガネニンジンが、薄紫色でベルのような形をした花を輪状に茎のまわりに付けて咲かせ始めています。ツリガネニンジンはキキョウ科の多年草で、北海道~九州、サハリン、千島列島に分布しています。変異の多い植物で、花の色(ほとんど白から明るい紫)や葉の形などが大きく異なる個体があります。
 
ワレモコウ
もみじ平脇の保護柵の中や田んぼの畦、とんぼの広場などでワレモコウが茎の先端に付けた楕円形の花穂に、上から下に向かって順に濃紅色の花を咲かせ始めました。ワレモコウはバラ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国、シベリアなどに分布していますが、アラスカにも帰化植物として自生しています。
桜ヶ丘公園150813キツネノマゴ連結.jpg 上:ツユクサ / 下:キツネノマゴ
ツユクサ
公園内のあちこちの草むらの中などに生えているツユクサは春の終わりごろから明るいブルーの花を咲かせていますが、今は夕立の雨に濡れてブルーの花色がいっそう鮮やかさを増しています。ツユクサはツユクサ科の一年草で、日本を含む東アジアに広く分布しています。この青い色素は容易に退色するので、染物の下絵を描く染料として使われています。
 
キツネノマゴ
公園内の広場の縁などの明るい草原の中に群生しているキツネノマゴが上向きの花穂にピンク色の花を咲かせ始めています。キツネノマゴはキツネノマゴ科の一年草で、本州~九州、朝鮮半島、中国、インドシナ、マレーシア、インドなどに分布しています。名前の由来は花穂の形が狐の尾のようだとか、花の形が狐の顔を思わせるなどの説がありますが、はっきりした根拠はありません。
桜ヶ丘公園150813ヘクソカズラ連結.jpg 上:ヤマホロシ / 下:ヘクソカズラ
ヤマホロシ
とんぼの池脇のアキノノゲシが咲いている同じ場所に、他の草に絡み付くように茎を伸ばしたヤマホロシが、花びらを反り返らせた小さな花を咲かせていました。すでに花が終わって、直径6~7mmぐらいの球状の実を付けている枝もあります。ヤマホロシはナス科の半つる性の多年草で、北海道、本州、四国、九州の山地や丘陵地の明るい林縁などに生えています。
 
ヘクソカズラ
ヘクソカズラの縁の花びらが白く、中心が濃紅色の花はしばらく前から咲き出していますが、ゆうひの丘の階段のすぐ上の草むらの中で、普通は真っ白な花びらに薄く赤味の差した部分がある色変わり花が咲いていたので写真を撮りました。ヘクソカズラはアカネ科のつる性多年草で、日本を含む東アジアに広く分布しています。葉や茎に悪臭があるのでこの名が付きましたが、ちょっと大げさではないでしょうか。

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