お知らせ

2015年8月14日

桜ヶ丘公園の動植物情報:8月初旬の野草の花6種と木の花2種


8月に入って、ますます真夏の太陽が照りつけるとても暑い天候の中で、公園内の草木には真夏の花が咲き誇っています。そこで今回は、これらの中から野草の花6種と木の花2種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて8月5日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150805ヤマホトトギス連結.jpg 上:オミナエシ / 下:ヤマホトトギス
オミナエシ
サービスセンターの中に植えてあるオミナエシが早くも黄色い花を咲かせています。オミナエシはオミナエシ科の多年草で、北海道~九州、朝鮮半島、中国、シベリアに分布しています。秋の七草のひとつにあげられていて、日本では古くから親しまれてきた草花です。ですから万葉集にも取り上げられ、愛でられてきた花ですが、漢方としても用いられてきました。
 
ヤマホトトギス
公園内の雑木林の林床などに生えているヤマホトトギスが、白地に紫色の斑紋のある花びらを反り返らせた独特の形の花を咲かせ始めました。ヤマホトトギスはユリ科の多年草で、北海道南西部から九州に分布する日本固有種です。ヤマジノホトトギスと花が良く似ていますが、ヤマジノホトトギスの花びらは平らに開くだけで反り返らないので区別できます。
桜ヶ丘公園150805センニンソウ連結.jpg 上:キンミズヒキ / 下:センニンソウ
キンミズヒキ
明るい草原の中でキンミズヒキが長い茎を伸ばして、その先の花穂に文字通り金色(黄色)の花を開き始めています。キンミズヒキはバラ科の多年草で、北海道~九州、サハリン、朝鮮半島、中国などに分布しています。花の終わった後にできる果実の上縁には長さ3mmほどの棘がたくさんできて、これで動物などにひっついて実がばら撒かれます。いわゆるひっつき虫のひとつです。
 
センニンソウ
田んぼのフェンスや中の柵などに絡み付いてツルを伸ばしているセンニンソウが、長い雄しべのよく目立つ純白の花をたくさん咲かせ始めました。センニンソウはキンポウゲ科のつる性多年草で、日本全土に分布しています。多年草と言われていますが、ツルは木質化して冬にも残り、次の年の春にはこの木質化したツルから芽が出てきますので、つる性の低木、あるいは半低木と言えるかもしれません。
桜ヶ丘公園150805ヌマトラノオ連結.jpg 上:ツルボ / 下:ヌマトラノオ
ツルボ
田んぼの畦やゆうひの丘のスロープの草原の中で、ツルボが花茎を上に伸ばしてその先の花穂にピンク色の花を咲かせています。ツルボはユリ科の球根性多年草で、北海道~沖縄、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などに分布しています。ツルボの葉は1年に2回出ます。まず春に5~10枚の葉が出て、これは夏には枯れます。その後初秋に2~3枚の葉が出て、その中心から花茎が伸びて花を咲かせます。
 
ヌマトラノオ
田んぼの畦やわき水の広場の水路でヌマトラノオが上に向かって伸ばした花穂に白い花を付け始めました。ヌマトラノオはサクラソウ科の多年草で、本州~九州、朝鮮半島、中国、インドシナなどに分布しています。オカトラノオと近縁で同じような白い花を咲かせますが、オカトラノオの花穂は先が垂れていますが、本種の花穂は垂れません。またオカトラノオは山地や丘陵地の草原などに生えていますが、本種は田んぼの畦などの水辺に自生しています。
桜ヶ丘公園150805エンジュ連結.jpg 上:シマサルスベリ / 下:エンジュ
シマサルスベリ
しょうぶ池の脇にシンボルツリーとして植えてある大きなシマサルスベリが白い花をたくさん咲かせ始めています。シマサルスベリはミソハギ科の落葉高木で、沖縄、中国、台湾に分布しています。サルスベリと近縁の樹木ですが、サルスベリと比べると体が大きく、高さは最大20mぐらいになります。樹皮はサルスベリほどではないものの滑らかではげ落ちやすく、はげ落ちたところは木肌が見えて斑模様になります。
 
エンジュ
冨士美の丘下の雑木林の中に生えているエンジュが樹冠のたくさんの花穂に白い花を咲かせ始めています。ちょうど聖ヶ丘橋の上からだと樹冠を間近に見ることができるので、花の観察にはうってつけです。エンジュはマメ科の落葉高木で、中国原産の樹木です。古くから日本、韓国、台湾などで植栽されていて、街路樹や庭木として親しまれています。エンジュという和名は古名の「えにす」が転訛したものです。

ページの先頭へ戻る