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2015年7月16日

桜ヶ丘公園の動植物情報:7月中旬の野草の花7種と木の花1種


7月の中旬となり、梅雨明けも近づいてきたようで、晴れた日には真夏のような暑さを感じます。このような天候の中、公園内の植物たちにもいよいよ本格的な夏の花が咲き始めています。そこで今回は夏の野草の花7種と花木の花1種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて7月14日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150714オオバギボウシ連結.jpg 上:ヤマユリ / 下:オオバギボウシ
ヤマユリ
大谷戸公園前の果樹園の中にかなりたくさん自生しているヤマユリの花が開花し始めました。とても大きく華やかな花の姿と強い香りがその存在感をより以上に目立たせています。ヤマユリはユリ科の多年草で、東日本を中心とした本州に分布する日本特産のユリです。ユリの中でも最大級の大きさで、その花は直径20~25cmほどになります。1873年のウィーン万博で紹介されて注目を浴び、それ以来、西洋では栽培品種の母株として重用されてきました。
 
オオバギボウシ
公園内のあちこちの林床に生えているオオバギボウシが長い花穂に付けたたくさんの花を下から順番に開花させています。オオバギボウシはユリ科の多年草で、北海道、本州、四国、九州に広く分布しています。山地や丘陵地の半日陰になるような草地や林縁などに自生していて、夏に葉の間から太い花穂を伸ばしてたくさんの白い花を咲かせます。早春の若葉は山菜のウルイと呼ばれて食用にされます。
桜ヶ丘公園150714ヨウシュヤマゴボウ連結.jpg 上:ヤブミョウガ / 下:ヨウシュヤマゴボウ
ヤブミョウガ
やや薄暗く湿り気のある林の中などでヤブミョウガが上に向けて長く伸ばした花茎の先に白い花を咲かせ始めています。ヤブミョウガはツユクサ科の多年草で、関東地方以西の日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。山野の林の中や谷筋など、薄暗くて湿り気のある場所に多く生えていて、種子で繁殖しますが、地下茎を伸ばしてそこに点々と地上部を発生させて増殖もします。葉の形がミョウガに似ているのでこの名前が付いていますが、ミョウガの仲間ではありません。
 
ヨウシュヤマゴボウ
草とは思えないような大きさと高さのあるヨウシュヤマゴボウが茎先の花穂に花を咲かせ、基部の咲き終わった花の跡には既に実が大きくふくらんでいます。この実は熟すと濃い紫色になり、これをつぶすと鮮やかな赤紫色の汁が出てきます。ヨウシュヤマゴボウはヤマゴボウ科の多年草で、アメリカヤマゴボウの別名があるように、北アメリカ原産の植物です。日本には明治時代の初期に渡来して、それ以降各地で雑草化しています。
桜ヶ丘公園150714ヒメガマ連結.jpg 上:アキノタムラソウ / 下:ヒメガマ
アキノタムラソウ
とんぼの広場の池の端や大松山の南側斜面などに生えているアキノタムラソウが長い花茎を伸ばして、そこに薄紫色の花を開き始めました。アキノタムラソウはシソ科の多年草で、日本の本州~沖縄、朝鮮半島、中国に分布しています。山野の林縁部や明るい草原、また道端などの人里にも自生していて、細長い花穂を伸ばして、そこに多くの薄紫色の花を付けます。花期は7月~11月と長く花を咲かせます。
 
ヒメガマ
とんぼの広場の池の中に生えているヒメガマが茎の先に雌花群と雄花群が上下に付いたガマの穂を見せています。上の雌花群と下の雄花群の間が数センチ離れていて、茎がむき出しになっているのが他のガマとの違いで、ヒメガマの特徴となっています。ヒメガマはガマ科の多年草で、北海道~沖縄、海外では温帯から熱帯域にかけて広く分布しています。湖沼やため池、水路などに生育する抽水植物です。
桜ヶ丘公園150714ムクゲ連結.jpg 上:ヒメヒオウギズイセン / 下:ムクゲ
ヒメヒオウギズイセン
公園内のあちこちに群生が見られるヒメヒオウギズイセンがとても目立つ真赤な花を咲かせ始めています。ヒメヒオウギズイセンはアヤメ科の多年草で、南アフリカ原産のヒオウギズイセンとヒメトウショウブをフランスで交配させて作出された園芸植物です。繁殖力が旺盛で、耐寒性にも優れているため、どのような条件の土地でも生育でき、全世界で野生化しています。
 
ムクゲ
公園内に散在して植えられているムクゲの木にピンクや白の大きく華やかな花が咲いています。ムクゲはアオイ科の落葉低木で、中国原産の木です。日本には朝鮮半島経由で古い時代に渡来したと言われています。花は一重咲き、半八重咲き、八重咲きのものがあり、色も白、濃紅、濃紫、青紫、ピンクなどがあります。古くから栽培されているので数多く園芸品種が生まれてきましたが、近年では海外で育成された品種も多く導入されています。

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