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2015年6月19日

桜ヶ丘公園の動植物情報:6月中旬の野草の花4種と木の花4種


6月も半ばを過ぎて本格的な梅雨が訪れていますが、雨空の下では野草や花木に初夏の花が開花し始めています。そこで今回は咲き出している野草の花4種と木の花4種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて6月18日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150618キツリフネ連結.jpg 上:オカトラノオ / 下:キツリフネ
オカトラノオ
大松山の南斜面にあるオカトラノオの大群落で、白い花が横にたなびくような長い花穂の下から順番に咲きつつあります。オカトラノオはサクラソウ科の多年草で、北海道~九州、国外では朝鮮半島、中国に分布しています。山野の日当たりの良い草原に自生していて、普通は群生しています。
 
キツリフネ
赤い実の道脇の谷筋に生えているキツリフネの中で、やや明るい所に生えているものが黄色の花を咲かせ始めています。キツリフネはツリフネソウ科の一年草で、ユーラシア・北米大陸に広く分布しています。日本では北海道から九州の丘陵地や山地の水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生しています。
桜ヶ丘公園150618アカバナユウゲショウ連結.jpg 上:ネジバナ / 下:ユウゲショウ
ネジバナ
けやきの丘やとんぼの広場の草原などで、ネジバナが花穂にらせん状に並んだピンク色の花を咲かせています。ネジバナはラン科の多年草で、日本全土を含む温帯・熱帯アジア、オセアニア、そしてヨーロッパ東部~シベリアなどに広く分布しています。ラン科の植物としては珍しく、芝生や土手、公園などの人間の生活圏に近い日当たりの良い場所にふつうに見られます。
 
ユウゲショウ
公園内の明るい草原の中でユウゲショウが良く目立つ赤い花を咲かせています。ユウゲショウはアカバナ科の多年草で、南米~北米東部が原産地です。現在では帰化植物として世界の温暖な地域に広く分布しています。ユウゲショウという名前はオシロイバナの通称と紛らわしいので、アカバナユウゲショウと呼ぶこともあります。
桜ヶ丘公園150618ナツツバキ連結.jpg 上:ヤマアジサイ / 下:ナツツバキ
ヤマアジサイ
記念館北側のどんぐりの道沿いに植えられているヤマアジサイがたくさんの花を咲かせています。ヤマアジサイはユキノシタ科の落葉低木で、関東以西の本州、四国、九州、千島列島、台湾、中国南部の山地に自生しています。山中の沢筋で良く見られることからサワアジサイとも呼ばれます。
 
ナツツバキ
しょうぶ池横に生えているナツツバキが白い花をたくさん咲かせています。ナツツバキはツバキ科の落葉高木で、宮城県以西の本州、四国、九州、朝鮮半島南部に分布しています。花びらが白くて雄しべの花糸が黄色い花が朝に開花して夕方には落花する一日花です。樹皮が紅色を帯びてツルツルしているのでサルスベリの別名があります。
桜ヶ丘公園150618アカメガシワ♀連結.jpg 上:ネムノキ / 下:アカメガシワ
ネムノキ
拓魂碑の広場のシンボルツリーになっているネムノキがピンク色の羽毛のような花を咲かせ始めました。ネムノキはマメ科の落葉高木で、イラン、アフガニスタン、中国南部、朝鮮半島、そして日本の本州、四国、九州に自生しています。花はマメ科に特徴的な蝶形花とは全く違っていて、淡紅色の雄しべが長く美しい花を咲かせます。
 
アカメガシワ
記念館駐車場下の園路際のウッドデッキの上に枝を伸ばしているアカメガシワの雌株が花を咲かせています。雄株も別の場所で花を咲かせていますが、花穂の形は全く違っています。アカメガシワはトウダイグサ科の落葉高木で、本州、四国、九州、そして東南アジアに分布しています。空き地などに最初に生えてくる典型的なパイオニア植物で、雌雄異株の樹木です。

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