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2015年6月12日

桜ヶ丘公園の動植物情報:6月上旬の野草の花4種と木の花4種


梅雨入りしてすぐの6月上旬、数少ない晴れの日に公園内で動植物の撮影をしました。この頃の公園内の植物には、アジサイなどの雨空が似合う花を咲かせるものが多いのですが、今回はその中から野草の花4種と木の花4種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて6月10日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150610ノハナショウブ連結.jpg 上:ムラサキウマゴヤシ / 下:ノハナショウブ
ムラサキウマゴヤシ
百地ヶ丘のふもと附近の草原に群生しているムラサキウマゴヤシが文字通り紫色の花を咲かせ始めています。ムラサキウマゴヤシはマメ科の多年草で、中央アジア原産の植物です。アルファルファとも呼ばれ、1980年代に日本国内で健康食品として流行しました。このブームはしばらくして下火になりましたが、最近では加工されてサプリメントとして売られるほかに、スプラウトの状態でサラダなどに使われていて、やや復活しています。元々は牛などに与える牧草として明治時代に導入されました。
 
ノハナショウブ
とんぼの広場の池の中でノハナショウブが、ハナショウブと比べると小さ目な紫色の花を咲かせていました。ノハナショウブはアヤメ科の多年草で、北海道~九州、朝鮮半島、中国の水辺や湿った草原に自生しています。様々な色や形の花が作り出されている園芸種のハナショウブの原種ですが、自生地は急減しています。
桜ヶ丘公園150610ウマノスズクサ連結.jpg 上:ウツボグサ / 下:ウマノスズクサ
ウツボグサ
旧多摩聖蹟記念館横の石組みの庭園の脇に生えているウツボグサが円柱状の花穂の下の方から順に花を咲かせています。ウツボグサはシソ科の多年草で、東アジアの温帯域に広く分布しています。日当たりの良い草原に群生していますが、ウツボグサという名前は、花穂の形が弓矢を入れる靫(うつぼ)に似ていることに由来しています。
 
ウマノスズクサ
田んぼの入口近くのフェンスに絡みついたウマノスズクサが奇妙な形と色をした花を咲かせています。ウマノスズクサはウマノスズクサ科のつる性多年草で、本州の関東地方~沖縄、中国に分布しています。ジャコウアゲハの幼虫の食草として知られていますが、その名前は、花の形が馬が首に掛ける鈴に似ていることに由来しています。昔は生薬として解毒、炎症止め、腹痛止めなどとして用いられました。
桜ヶ丘公園150610クマノミズキ連結.jpg 上:ムラサキシキブ / 下:クマノミズキ
ムラサキシキブ
公園内の雑木林の縁などに生えているムラサキシキブが小さな赤紫色の花を咲かせ始めました。ムラサキシキブはシソ科(クマツヅラ科)の落葉低木で、北海道~九州、沖縄、国外では朝鮮半島、台湾に分布しています。山地や丘陵地の林の中などにふつうに自生していますが、秋に色づく紫色の実が美しいので観賞用に栽培もされています。
 
クマノミズキ
6月に入って開花し始めたクマノミズキの白い花が今、満開状態になっています。クマノミズキはミズキ科の落葉高木で、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ、アフガニスタンに分布しています。5月に花を咲かせるミズキとよく似ていますが、ミズキの方が耐寒性があって北海道にも自生しています。
桜ヶ丘公園150610ビヨウヤナギ連結.jpg 上:キンシバイ / 下:ビヨウヤナギ
キンシバイ
ゆうひの丘駐車場の裏側の植込みの中のキンシバイが鮮やかな黄色の花をたくさん咲かせています。キンシバイはオトギリソウ科の半落葉性小低木で、中国原産の樹木です。江戸時代に渡来してきて以降、花が美しいので庭木や地覆い用の植込みとして、北海道を除く日本各地で植栽されています。半落葉性というのは、暖かな地方では落葉しないことが多いからです。
 
ビヨウヤナギ
もみじ平脇に植えられているビヨウヤナギが長い雄しべを持った優雅な形の黄色い花を咲かせています。このビヨウヤナギもオトギリソウ科の半落葉性小低木で、原産地はやはり中国です。約300年前に日本に渡来しましたが、キンシバイ同様、庭木などとして植えられています。キンシバイに似ていますが、多数の長い雄しべがよく目立ちます。

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