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2015年5月25日

桜ヶ丘公園の動植物情報:5月終旬の植物の花3種と木の実5種


真夏のように暑い日が続き、初夏の花の開花も一段落しています。そこで今回は野草都木の花3種に加えて、熟してきた木の実5種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて5月26日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150526イモカタバミ連結.jpg 上:ホタルブクロ / 下:イモカタバミ
ホタルブクロ
ゆうひの丘の園路際や拓魂碑の広場の草むらの中などでホタルブクロが花を咲かせ始めています。大きな釣鐘形の花の色はほとんど白に近いピンク色からかなり濃い赤紫色のものまで多様な変化があります。ホタルブクロはキキョウ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国、シベリアなどの東アジアに広く分布しています。日本では山野、草原、道端などに生えていて、古くから親しまれています。野趣がありながら、大きな美しい花を付けた姿が好まれて、庭園、鉢植え、茶花などに利用されています。
 
イモカタバミ
サービスセンターの入口に生えているイモカタバミの花が見ごろを迎えています。ここでは普通の赤い花だけではなく、ちょっと珍しいほとんど白に近い淡いピンク色の花も咲いています。イモカタバミはカタバミ科の多年草で、南アメリカ原産の植物です。江戸時代に観賞用の花として渡来してきて以降、日本中に広く野生化しています。そのほか、北アメリカ、オーストラリア、熱帯アジアなどにも帰化しています。
桜ヶ丘公園150526クマシデ連結.jpg 上:ナワシロイチゴ / 下:クマシデの実
ナワシロイチゴ
日当たりの良い石垣の上や斜面の草原などでナワシロイチゴが鮮やかなフューシャピンクの小さな花を咲かせています。ナワシロイチゴはバラ科の雑草的な低木で、日本、朝鮮半島、中国などに分布しています。畑や道路際など多く見られますが、木質化した茎は立ち上がることはなく、他の草刈に覆いかぶさるようにして生育します。今咲いている花は6月頃には赤く熟した果実となり、食用になります。
 
クマシデの実
公園内のあちこちの雑木林の中などに生えているクマシデが大きなホップの実のような形の黄緑色の果穂を枝からたくさん吊り下げています。クマシデはカバノキ科の落葉高木で、日本の本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に分布しています。日当たりの良い谷筋などに多く生えていますが、その材は堅いので家具材、建築材、農具の柄などに利用されます。
桜ヶ丘公園150526ヤマグワ連結.jpg 上:モミジイチゴの実 / 下:ヤマグワの実
モミジイチゴの実
林縁の藪の中などに生えているモミジイチゴに黄色く熟したキイチゴの実がたくさん付いています。モミジイチゴはバラ科の落葉低木で、中部地方以西の本州~九州の山野の日当たりの良い林縁などに生えています。今熟している実は集合果で、そのままでも美味しく食べられます。黄色い実を付けるので黄苺(きいちご)の別名があります。
 
ヤマグワの実
公園内に散在するように生えているヤマグワにたくさん実が付いています。まだ若く白い実から赤い実、そして黒く熟した実が交じり合って稔っています。ヤマグワはクワ科の落葉小高木で、日本の北海道~九州、南サハリン、朝鮮半島、中国、ベトナム、ビルマ、ヒマラヤなどに広く分布しています。古くから有用樹として養蚕のほかに山菜や家具材として使われてきました。ただし、現代のようさんには中国原産の葉の大きい品種を改良したクワが使われています。
桜ヶ丘公園150526ヤマザクラ連結.jpg 上:キブシの実 / 下:ヤマザクラの実
キブシの実
キブシの雌株の木にたくさんの実が連なってぶら下がっています。まだ熟していないので、色は深いグリーンですが、大きさはかなり大きくなっています。キブシはキブシ科に属する雌雄異株の落葉低木で、北海道西南部、本州、四国、九州、小笠原に分布する日本固有種です。果実は熟すと黄褐色になります。キブシという名前はこの実を染料の原料である五倍子(ふし)の代用として使ったことによって、木五倍子(キブシ)と呼ばれるようになりました。
 
ヤマザクラの実
ヤマザクラの実が熟してきています。まだ若く明るい紅色のものから、すでに濃紅色に熟したものまで、たくさんの実が付いています。ヤマザクラはバラ科の落葉高木で、日本、朝鮮半島、台湾に分布しています。日本の野生の桜の代表的な種で、寿命が長く、ときに樹高30mを超える大木になります。ソメイヨシノと違って個体変異が大きく、同じ地域の中でも開花時期、花付き、葉と花の開く時期、花の色の濃淡と新芽の色などに様々な変異があります。

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