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2015年5月 7日

桜ヶ丘公園の動植物情報:5月上旬の野草の花4種と木の花4種


ゴールデンウィークが終わり、毎日夏のような暑い日が続いています。このような気候によって公園内の野草や樹木には晩春~初夏の花が咲き出しています。そこで今回は野草と木の花をそれぞれ4種ずつご紹介致します。
なお、写真はすべて5月3日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150503ミヤマナルコユリ連結.jpg 上:ササバギンラン / 下:ミヤマナルコユリ
ササバギンラン
雑木林の林床に生えているササバギンランが白い花を上向きの花穂にたくさん咲かせています。ササバギンランはラン科の多年草で、日本の北海道~九州、朝鮮半島、中国東北部に分布しています。山地の樹林下に自生していて、ギンランやクゲヌマランと似ていますが、ササバギンランは大型で、花より上まで葉が伸びているので区別できます。
 
ミヤマナルコユリ
東部団地口から入った「こならの丘」の雑木林の下草の間でミヤマナルコユリが花を咲かせ始めていました。ミヤマナルコユリはユリ科の多年草で、日本の本州~九州、朝鮮半島に分布しています。あまり日の射しこまない林床に自生していて、同属のナルコユリと似ていますが、ナルコユリと比べると葉の幅が広く、茎の上部に稜(筋状の出っ張り)がある点が違います。
桜ヶ丘公園150503マムシグサ連結.jpg 上:キンポウゲ / 下:マムシグサ
キンポウゲ
ドッグラン裏の明るい斜面の草地でキンポウゲが黄色でピカピカ光る花を咲かせています。キンポウゲはキンポウゲ科の多年草で、日本の北海道南西部~九州、朝鮮半島、中国に分布しています。別名をウマノアシガタと言って日当たりの良い山野にふつうに生えています。また、有毒植物なので誤食しないようにする必要があります。
 
マムシグサ
もみじ平下の斜面など少し明るめの草原の中でマムシグサが不思議な形と色柄の花(仏炎苞という花穂を包んでいるもの)を咲かせ始めています。マムシグサはサトイモ科の多年草で、関東地方以西の本州、九州の湿った林床に自生しています。仏炎苞は紫色に近いこげ茶で白線が立てに走っていますが、中には苞が緑色のものもあって、アオマムシグサまたはカントウマムシグサと呼ばれています。
桜ヶ丘公園150503ヤブデマリ連結.jpg 上:ハンショウヅル / 下:ヤブデマリ
ハンショウヅル
低木の枝やフェンスなどにツルを絡みつかせて伸ばしているハンショウヅルが濃紅色の花を下向きに吊り下げています。ハンショウヅルはキンポウゲ科のつる性落葉低木で、日本の本州、九州の林縁や林内に生育しています。下向きに咲く花が火の見やぐらに吊り下げられた半鐘に似ていることから、この名前が付きました。
 
ヤブデマリ
赤い実の道脇の谷筋の中に生えているヤブデマリがガクアジサイに似た白い花を咲かせています。ヤブデマリはスイカズラ科の落葉低木で、日本の本州(関東地方以西)、四国、九州、朝鮮半島南部、中国、台湾に分布しています。花は、やや黄色を帯びた小さな両性花の白色の大きな5弁の装飾花が縁どっていますが、装飾花の内の1枚が極端に小さくユニークな形をしています。
桜ヶ丘公園150503ホオノキ連結.jpg 上:ミズキ / 下:ホオノキ
ミズキ
公園内のあちこちに生えているミズキが、何段にも重なり合っている枝の上側に小さな白い花をたくさん集めた花穂をたくさん付けています。ミズキはミズキ科の落葉高木で、日本の北海道~九州、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。ミズキという名前は、樹液が多くて早春に切ると水が滴り落ちることから付けられました。このような性質のため、渓谷周辺などの水分条件の良い場所に生えています。
 
ホオノキ
雑木林の林縁などに自生しているホオノキが、大きな葉を付けた枝の先に大きな白い花を咲かせています。ホオノキはモクレン科の落葉高木で、日本の北海道~九州、朝鮮半島、中国に分布しています。とても大きくなる木で、高さ30メートル、直径1メートル以上になるものもあります。枝先に咲かせる花は直径15センチ~20センチで、上向きに開きます。

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