お知らせ

2015年4月27日

桜ヶ丘公園の動植物情報:4月下旬の野草の花6種と樹木の花2種


4月下旬になり、毎日暖かい日が続いています。公園内はこの暖かさで野草や樹木の花がたくさん咲いて、華やかになっています。そこで今回は野草6種と樹木2種の花をご紹介致します。
なお、写真はすべて4月23日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150423クゲヌマラン連結.jpg 上:キンラン / 下:クゲヌマラン
キンラン
大松山南側の斜面やこならの丘の上の林床などで、いよいよキンランが花を咲かせ始めました。キンランはラン科の多年草で、北海道を除く日本、朝鮮半島、中国に分布しています。山や丘陵の林の中に生える地上性のランで、元々はありふれた和ランの一種でしたが、1990年代ごろから急速に数を減らし、1997年に絶滅危惧Ⅱ類に指定されました。
 
クゲヌマラン
公園西側のバス通りに沿った園路脇などでクゲヌマランが白い花を咲かせています。クゲヌマランはラン科の多年草で、本州の太平洋側と四国に分布しています。ギンランの変種で絶滅危惧Ⅱ類に指定されていますが、ギンランの花と比べると本種にはほとんど距が見られないという特徴があります。最近、桜ヶ丘公園周辺に限らず日本各地で数を増やしてきています。
桜ヶ丘公園150423ジュウニヒトエ連結.jpg 上:エビネ / 下:ジュウニヒトエ
エビネ
公園内各所の林床でエビネが花を咲かせ始めています。エビネはラン科の多年草で、日本、朝鮮半島南部、中国の江蘇省、貴州省に分布しています。ジエビネとも呼ばれる春咲きのエビネで、かつては各地の低山にふつうに見られました。現在、山野に自生しているエビネは急速に数を減らして、環境省のレッドリストの準絶滅危惧(NT)に指定されています。
 
ジュウニヒトエ
丘の上広場やゆうひの丘裏の林床などで、ジュウニヒトエが上に向かった伸ばした花穂にたくさんの花を咲かせています。ジュウニヒトエはシソ科の多年草で、本州と四国に分布する日本固有種です。和名は、花の咲く様子を平安時代の宮中などで女官などが着る十二単に見立てたものです。
桜ヶ丘公園150423ホウチャクソウ連結.jpg 上:アマドコロ / 下:ホウチャクソウ
アマドコロ
ドッグラン裏の明るい草原でアマドコロが茎と葉を伸ばして、茎の下にたくさんの花を一直線に並べて吊り下げています。アマドコロはユリ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国に分布しています。同属のナルコユリに姿がそっくりですが、アマドコロの茎は角ばっていて指でつまむと角が引っ掛かる感触があるので、断面が丸い茎のナルコユリ区別できます。
 
ホウチャクソウ
大松山の林床の草原の中などでホウチャクソウが枝分かれした茎の先に1~2個ずつ花を咲かせています。ホウチャクソウはユリ科の多年草で、日本各地から東アジアに広く分布しています。アマドコロやナルコユリに似た花を咲かせんすが、アマドコロなどは1本の茎に多くの花を並べてぶら下げるのに対して、ホウチャクソウの茎は枝分かれしていて、その先に1~2個の花をつけるので見分けは容易です。
桜ヶ丘公園150423ギョイコウ連結.jpg 上:ズミ / 下:ギョイコウ
ズミ
さとやまくらぶ近くの園路際に植えられているズミがたくさんの白い花を枝一面に咲かせていてとてもきれいです。済はバラ科の落葉小高木で、日本と朝鮮半島に分布しています。リンゴに近縁な野生種で、荒地や湿地に群生します。晩春に白または白に部分的にピンクの入った花を咲かせて、秋に黄色または赤の小さな球形の果実を付けます。
 
ギョイコウ
杉の辻から大谷戸公園に向かう園路脇に植えられているギョイコウがグリーンの花を満開に咲かせています。ギョイコウは桜の栽培品種で、ソメイヨシノより遅く花を咲かせます。花は淡緑色で、開花時には目立たない中心部の紅色の条線がだんだん広がってきて、散るころには花色はかなり赤みを帯びます。

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