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2015年4月17日

桜ヶ丘公園の動植物情報:4月中旬の野草8種の花


4月に入り、冷たい雨の降る日や曇り空の日が多かったのですが、中旬になってようやく4月らしい暖かさが戻ってきました。こうした気候の中でも公園内の野草や木々には次々と花が咲き出しています。そこで今回は花を咲かせ始めた野草8種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて4月15日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150415ノジスミレ連結.jpg 上:スミレ / 下:ノジスミレ
スミレ
連光寺公園南側の梅林の斜面で、野に咲くスミレの代表の、その名も「スミレ」が濃い紫色の花を咲かせています。スミレはスミレ科の多年草で、北海道~屋久島、国外では朝鮮半島、中国~ウスリーに分布しています。平地にふつうに生えていて、山間部の道端から都会まで、都会では道路のアスファルトとコンクリートの縁石の隙間などからも顔を出しています。
 
ノジスミレ
お花見坂の園路際でスミレとよく似た「ノジスミレ」が咲き出しました。スミレよりも葉や花びらがやや幅広く、花の色も少し白っぽいものが多いようです。ノジスミレはスミレ科の多年草で、本州、四国、九州の人里や都会などの平地に生えています。
桜ヶ丘公園150415キランソウ連結.jpg 上:ヒメスミレ / 下:キランソウ
ヒメスミレ
ドッグランの上の斜面や遊びの広場の草原の中でヒメスミレが咲いています。このスミレも「スミレ」とよく似ていますが、全体に小さく、葉の形も基部が広がって三角形に近いのが特徴です。また花茎がとても長く伸びているので区別できます。ヒメスミレもスミレ科の多年草で、本州、四国、九州に分布しています。道端や庭などによく見かける普通のスミレです。
 
キランソウ
公園内各所の明るい草原の中でキランソウが地面に張り付くように茎を伸ばして、その先にたくさんの濃紫色の花を咲かせています。キランソウはシソ科の多年草で、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に分布しています。根生葉が地面に張り付くようにして広がるので、ジゴクノカマノフタの別名があります。
桜ヶ丘公園150415ジロボウエンゴサク連結.jpg 上:カキドオシ / 下:ジロボウエンゴサク
カキドオシ
キランソウやスミレなどが咲いている草原で、カキドオシが茎を伸ばしながら紫色の濃淡のある花を咲かせ始めました。カキドオシもシソ科の多年草で、日本全土に分布しています。茎は長く横に這って、所々から根を下ろします。隣接地から垣根を通して侵入してくることが名前の由来になっています。
 
ジロボウエンゴサク
野草園のキバナアキギリの大群落の中でジロボウエンゴサクが淡紅色の花を咲かせ始めています。ジロボウエンゴサクはケシ科の多年草で、本州の関東地方~九州、国外では中国に分布しています。エンゴサクは中国名の「延胡索」を音読みしたもので、ジロボウは次郎坊で、太郎坊と呼ばれるスミレに対比したもののようです。
桜ヶ丘公園150415シロヤブケマン連結.jpg 上:ムラサキケマン / 下:シロヤブケマン
ムラサキケマン
公園内の各所でムラサキケマンが赤紫色の花を咲かせています。ムラサキケマンはケシ科の越年草で、日本全国に分布しています。木陰などの直射日光の当たらない場所によく生えています。越年草ですが複雑な生活史を持っています。春に発芽して初夏まで成長した後、地上部は枯れて、その後その年の秋に葉を出して年を越して、翌年春に花を咲かせ結実して枯れます。
 
シロヤブケマン
ゆうひの丘の園路脇でムラサキケマンの白花種のシロヤブケマンが白くて先端だけが赤紫色の花を咲かせています。シロヤブケマンはムラサキケマンの白花種ですからケシ科の越年草です。自生する環境や生活史もムラサキケマンと同じです。

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