お知らせ

2015年4月 3日

桜ヶ丘公園の動植物情報:3月最終日の野草4種と花木4種の花

3月下旬になってから連日暖かな日が続いて、公園の植物たちは次々と花を咲かせています。そこで今回は、今咲いているたくさんの花の中から野草の花4種と丘陵地の花4種をご紹介いたします。
なお写真はすべて3月31日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150331アカネスミレ連結.jpg 上:ムラサキサギゴケ / 下:アカネスミレ
ムラサキサギゴケ
山の越の宇宙(そら)桜の垣のまわりでムラサキサギゴケが文字通り紫色の花を一面に咲かせています。ムラサキサギゴケはハエドクソウ科の多年草で、日本の本州、四国、九州の湿ったあぜ道などの日当たりの良い場所に生えています。国外では朝鮮半島、中国、シベリアにも分布しています。花が紫色で花の形が鷺に似ているのでこの名前が付けられましたが、本種の白花に限ってサギゴケと言うこともあります。
                               
アカネスミレ
おもいでの道から記念館トイレ前の登る園路の脇でアカネスミレが花を咲かせ始めました。アカネスミレはスミレ科の多年草で、北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、シベリアに分布しています。雑木林や草地、畑の土手などに生えていますが、葉などに毛が多いのが特徴です。花のイロハ名前の通り、他のスミレと比べると赤みが強いので区別のポイントになります。
桜ヶ丘公園150331ウラシマソウ連結.jpg 上:タマノカンアオイ / 下:ウラシマソウ
タマノカンアオイ
谷戸の丘の中腹を通る園路脇の斜面でタマノカンアオイが濃赤紫色の不思議な形の花を地際で咲かせ始めています。タマノカンアオイはウマノスズクサ科の常緑多年草で、関東知能西南部だけに分布しています。カンアオイの仲間は自生地が限られていて、その地域の特産種になっているものがほとんどですが、タマノカンアオイも例外ではありません。名前の「タマノ」は本種が最初に確認されたのが多摩丘陵だったからです。
 
ウラシマソウ
おもいでの道の上側の斜面の草原の中で、ウラシマソウが葉を開き、またグロテスクな形や色をした花を咲かせています。ウラシマソウはサトイモ科の宿根性の多年草で、本州、四国を中心に北海道と九州の一部に分布しています。本種も含めサトイモ科テンナンショウ属の植物は性転換することが知られていて、比較的小型の個体は雄性となり、より大型の個体は雌性に転換していきます。
桜ヶ丘公園150331ヤマザクラ連結.jpg 上:ソメイヨシノ / 下:ヤマザクラ
ソメイヨシノ
ゆうひの丘のソメイヨシノが満開になったこの日、丘の上広場では7分咲き、お花見坂では5分咲きになりました。ソメイヨシノはバラ科の落葉高木で、日本原産のエドヒガン系の桜とオオシマザクラとの交配で生まれたと考えられている日本産の園芸品種です。なお、すべてのソメイヨシノは最初の1本のソメイヨシノから増やされたクローンですので、すべて同じ性質を持っています。
 
ヤマザクラ
公園内のあちこちに生えているヤマザクラが花と茶色がかった葉を同時に展開し始めました。ヤマザクラはバラ科の落葉高木で、本州(宮城県以西)、四国、九州、朝鮮半島南部に分布しています。日本の野生の桜の代表種で、また寿命が長く大木になります。ソメイヨシノはまず花だけが咲きますが、本種は花と葉が同時に展開しますので見分けは簡単です。
桜ヶ丘公園150331ユキヤナギ連結.jpg 上:レンギョウ / 下:ユキヤナギ
レンギョウ
杉の辻の交差点近くなどに植えられているレンギョウが黄金色の花を咲かせて、木全体が鮮やかな黄色に染まっています。レンギョウはモクセイ科の落葉低木で、中国原産の樹木です。レンギョウとは広義にはレンギョウ属の植物の総称ですが、この写真のレンギョウは種としてはシナレンギョウと思われます。
 
ユキヤナギ
公園内のあちこちに植えられているユキヤナギが小さな白い花を枝が埋もれる喉咲かせて、木が真っ白になっています。ユキヤナギはバラ科の落葉低木で、中国原産という説もありますが、日本原産の植物と考えられています。本州の関東以西から九州、そして中国の山地に自生していますが、自生種は地域的には絶滅が心配されています。

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