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2015年3月27日

桜ヶ丘公園の動植物情報:3月下旬の野草の花3種と木の花5種


3月も残すところあと数日になり、気候はすっかり春めいてきました。このような春の桜ヶ丘公園の植物は次から次へと花を開いています。そこで今回は野草3種と樹木5種の花をご紹介いたします。
なお、写真はすべて3月26日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150326ナガバノスミレサイシン連結.jpg 上:タチツボスミレ / 下:ナガバノスミレサイシン タチツボスミレ
公園内のあちこちの明るい草原の中でタチツボスミレが花を咲かせています。タチツボスミレはスミレ科の多年草で、北海道から沖縄、国外では朝鮮半島付近の島々に分布しています。成長すると地上茎が伸びるスミレの代表種で、もっともふつうに見られるスミレです。
 
ナガバノスミレサイシン
うぐいすの道脇の谷筋から野草園に移植したナガバノスミレサイシンが白っぽい大きな花を咲かせました。ナガバノスミレサイシンはスミレ科の多年草で、雪の少ない太平洋側に分布する日本固有種のスミレです。日本海側に分布するスミレサイシンと同じように、ワサビの茎状の太い地下茎がありますが、比べると葉が細長いのでこの名前が付きました。

桜ヶ丘公園150326クサボケ連結.jpg 上:キランソウ / 下:クサボケ
キランソウ
他の草刈があまり生えていない露地に葉を伸ばしているキランソウが濃い紫色の花を咲かせ始めています。キランソウはシソ科の多年草で、日本の本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に分布しています。根生葉が地面に張り付くように広がることから、ジゴクノカマノフタという別名があります。
 
クサボケ
明るい草地に生えているクサボケが鮮やかな朱色の花をいくつも咲かせています。クサボケはバラ科の落葉小低木で、本州の関東地方から九州に分布する日本固有種です。なお、庭園などの広く植栽されているボケは中国原産種で、平安時代に渡来したと言われています。
桜ヶ丘公園150326シデコブシ連結.jpg 上:コブシ / 下:シデコブシ
コブシ
公園内のあちこちに生えているコブシの木が白い花をたくさん咲かせ始めていて、この白色が青空に映えてとてもきれいです。コブシはモクレン科の落葉高木で、本州、九州、北海道、韓国の済州島に分布しています。北海道のコブシは「キタコブシ」と呼ばれて区別されることもあります。
 
シデコブシ
山の越周辺に植栽されているシデコブシが花を咲かせ始めました。特に、水飲み場のある園路の交差三角地に植えられているシデコブシは色がピンクで目立ちます。シデコブシはモクレン科の落葉小高木で、愛知県、岐阜県、三重県の一部に分布する日本固有種です。細長いリボン状の花びらを12~18枚、外向きに付けます。
桜ヶ丘公園150326キブシ連結.jpg 上:モミジイチゴ / 下:キブシ
モミジイチゴ
雑木林の林縁などに自生しているモミジイチゴが白い花を、茎の下に下向きに並べて咲かせ始めました。モミジイチゴはバラ科の落葉低木で、中部地方以北の本州と北海道に分布しています。果実は5月頃に黄色く熟すので黄苺の別名があって、味は甘く美味です。
 
キブシ
園路際などに生えているキブシが、長い花穂を垂らして、そこにたくさんのクリーム色の花を咲かせています。キブシはキブシ科の雌雄異株の落葉低木で、北海道、本州、四国、九州、小笠原に分布する日本固有種です。先駆植物的な樹木で、荒れ地にもよく生えています。

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