お知らせ

2015年3月 6日

桜ヶ丘公園の動植物情報:3月上旬の野草3種と樹木3種の花、そして動物2種

3月に入り、いよいよ春の息吹が濃厚に感じられるようになってきています。公園内の植物には春の花が咲き始め、また鳥やカエルも繁殖の時期を迎えています。そこで今回は、今咲き始めた野草3種と樹木3種の花、そして野鳥Ⅰ種とカエルⅠ種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて3月6日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150306フキノトウ連結.jpg 上:コゴメイヌノフグリ / 下:フキノトウ
コゴメイヌノフグリ
駐車場から山の越に下るS字状のカーブの園路脇の草むらでコゴメイヌノフグリが白い花を咲かせ始めています。コゴメイヌノフグリはヨーロッパ原産のゴマノハグサ科の越年草で、日本への渡来は小石川植物園が1961年に種子交換で入手、栽培したのが始まりです。現在では東京都各地で野生化した雑草として広がりつつあります。
 
フキノトウ
田んぼ脇の明るい草原でフキノトウが頭を出しています。今はその頭が割れて、中の花が姿を見せ、咲き出しています。フキノトウはフキの花茎ですが、食用として賞味されるほかに昔から薬としても利用されてきました。咳止めやタン切りなどに効果があって、また特有の苦味には消化及び食欲促進の効果があります。フキはキク科の多年草で、本州、四国、九州の山野に自生しています。
桜ヶ丘公園150306オニシバリ連結.jpg 上:アズマイチゲ / 下:オニシバリ
アズマイチゲ
雑木林の林床の枯れ葉の下からアズマイチゲがたくさん葉を覗かせて、その一部には長い花茎を伸ばして花を咲かせ始めたものがあります。アズマイチゲはキンポウゲ科の多年草で、北海道、本州、四国、九州に分布しています。山地の落葉樹林の縁や草原、山麓の土手などに自生しています。
 
オニシバリ
丘の上広場の下の園路際に生えているオニシバリが黄色い花を開き始めました。オニシバリはジンチョウゲ科の落葉小低木で、本州の福島県以西、四国、九州の中部以北に分布しています。林床に生えていて、葉は秋に伸びて冬を越し、夏に落葉します。このため、ナツボウズという別名があります。
桜ヶ丘公園150306アセビ連結.jpg 上:サンシュユ / 下:アセビ
サンシュユ
お花見坂や東部団地口に植えられているサンシュユが黄色い花を咲かせ始めています。この後、どんどん花を開いて木全体が黄色に染まることでしょう。サンシュユはミズキ科の落葉小高木で、朝鮮半島、中国に分布しています。日本には享保年間(1720年頃)に渡来して観賞用に庭木として植えられたり、花材として用いられたりしています。
 
アセビ
公園内のあちこちに植えられているアセビの一部が花を咲かせ始めました。アセビはツツジ科の常緑低木で、本州の山形県以西、四国、九州のやや乾燥した山地に自生しています。自生地では群生することが多い樹木ですが、有毒植物です。白い花が多数垂れ下がって咲く姿が美しいので庭木として観賞用に栽培されます。ピンク色の花の品種もあります。
桜ヶ丘公園150306ヤマアカガエル幼生連結.jpg 上:コジュケイ / 下:ヤマアカガエル幼生
コジュケイ
杉の辻の池の脇の藪の中からコジュケイの親子が姿を現しました。写真は両親の鳥ですが、この後には3~4羽の幼鳥が続いています。コジュケイはキジ科の野鳥で、中国南部に分布している鳥です。日本には1919年頃東京都と神奈川県で放鳥されました。これが自然繁殖して野生化し、現在では宮城県から九州にまで広がっています。主に太平洋側の積雪の少ない地方に留鳥として分布しています。
 
ヤマアカガエル幼生
杉の辻の池は水漏れ工事が終わって水が溢れるほどになっていますが、1月末~2月初頭に産卵したヤマアカガエルの卵塊が孵化して、オタマジャクシがたくさん泳いでいます。ヤマアカガエルはアカガエル科のカエルで、本州、四国、九州の山地に生育しています。繁殖は2月~4月に多く行なわれますが、親ガエルは産卵後に休眠(春眠)します。

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