お知らせ

2015年2月 3日

桜ヶ丘公園の動植物情報:2月初旬の野鳥4種、カエルの卵塊1種、木の花3種


一年で最も寒い時期を迎えて、公園内では花はほとんど見られなくなっています。ところがこの時期、花に代って野鳥の姿はたくさん観察できるようになっています。そこで今回は最近の公園内で良く見られる野鳥4種と、つい先日産み付けられたヤマアカガエルの卵塊、そして春に先駆けて咲き出した木の花3種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて2月1日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150201ウソ連結.jpg 上:ルリビタキ / 下:ウソ
ルリビタキ
ルリビタキは大松山の周辺で良く見かけますが、大谷戸の谷の岩の上に青い色が良く出たオスの成鳥が止まっていました。ルリビタキはツグミ科の漂鳥で、アジア北部とヒマラヤ地方に分布しています。日本では春から夏にかけて北海道や本州、四国の山地で繁殖して、冬には低地に移動します。オスは2~3歳の成鳥になると頭部から背中、尾羽がその名のとおりの美しいブルーになりますが、オスの幼鳥とメスは地味な緑褐色をしています。
 
ウソ
最近、丘の上広場付近のサクラの木にウソの群れが良く来ていて、丘の上広場はカメラマンで賑わっています。この写真は普通のウソですが、同じ日の午前中には喉だけでなく胸から腹までピンク色に染まったアカウソ(うその亜種)と思われる個体も確認することができました。ウソはアトリ科の漂鳥または冬鳥で、ヨーロッパからアジア北部にかけて広く分布しています。オスの喉と頬は淡桃色をしていますが、雌にはこの淡桃色の部分はありません。
桜ヶ丘公園150201キジバト連結.jpg 上:ツグミ / 下:キジバト
ツグミ
最近になってシロハラと同様にツグミの姿をよく見るようになりました。草の枯れた広場などをピョコピョコと走り回っています。ツグミはツグミ科の冬鳥で、中国南部、日本、ミャンマー北部、ロシア東部に分布しています。日本には越冬のために飛来しますが、まず山地の森林に群れて生息し、その後平地に移動してバラバラになって生活します。雑食性の鳥で、畑や河原などの開けた場所でエサを探していることが多く、昆虫、果実などを食べています。
 
キジバト
上の3種は漂鳥か冬鳥ですが、留鳥のキジバトの姿を公園内のいたるところで観察することができます。キジバトはハト科の留鳥で、ユーラシア大陸東部と日本に分布しています。平地から山地の明るい森林に生息する鳥ですが、都市部でもふつうに見られます。木の上に皿状の巣を作りますが、古巣を利用することも多く、家などの建築物に営巣することもあります。雑食性で、果実や種子のほかに昆虫類、貝類、ミミズなども食べます。
桜ヶ丘公園150201マンサク連結.jpg 上:ヤマアカガエル卵塊 / 下:マンサク
ヤマアカガエル卵塊
杉の辻の池で1月の終わりにヤマアカガエルが産卵して、卵塊が2ヵ所で観察されています。ヤマアカガエルはアカガエル科のカエルで、本州、四国、九州、佐渡島に分布する日本固有種です。1月~6月に池や湿地、水田、水たまりなどに1000個以上の粘着性のある寒天質に包まれた卵を年1回生みますが、ひと晩のうちに複数の個体が水場に集団産卵することもあります。
 
マンサク
ゆうひの丘のシナマンサクはほぼ満開になっていますが、同じゆうひの丘に植えられているマンサクも本格的に咲き出しています。マンサクはマンサク科の落葉小高木で、日本の本州の太平洋側から九州に分布しています。早春に他の花に先駆けてまず咲くから、あるいは花がたくさん付いて豊年満作だからということでマンサクという名が付けられました。開花期は1月~3月で、花はよじれた糸のような花びらを持っていて、1ヵ所に数個まとまって咲きます。
桜ヶ丘公園150201ツバキ連結.jpg 上:ウメ / 下:ツバキ
ウメ
記念館近くのウメがいよいよ開花し始めました。公園外の早咲きの紅梅の中にはすでに満開になっているものもありますが、公園内ではこの白梅が最初に開花しました。ウメはバラ科の落葉高木で、中国原産の樹木です。日本には奈良時代以前に渡来していて、奈良時代には「花」といえばこのウメを指すことが多かったようです。現在、日本国内では100種前後の品種が栽培されていますが、特定の地域だけで栽培されている地方品種も多くあります。
 
ツバキ
公園内のヤブツバキはすでに開花していますが、この大輪の白いツバキは数日前に開花したばかりです。ツバキはツバキ科の常緑高木で、日本と朝鮮半島、中国に分布しています。古くから庭木として親しまれている花木のひとつですが、野生種としては本州、四国、九州、朝鮮半島南部に分布し、樹高の高くなるヤブツバキと、本州の日本海側や多く雪の降る地方に分布し、樹高のやや低いユキツバキはよく知られています。これらの野生種をもとにして多くの園芸品種が生み出されましたが、特にヤブツバキは品種改良の中心となった種です。

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