お知らせ

2015年1月27日

桜ヶ丘公園の動植物情報:1月下旬の野草2種、花木4種、野鳥2種

最も寒いとされる大寒の季節を迎えて、早朝には霜柱が立ち、池には氷が張っています。公園内ではこのような寒さの中で野鳥たちの姿がたくさん見られるようになりました。また、野草や花木にも早春の花が開花し始めています。そこで今回は野草2種と花木4種、そして野鳥2種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて1月20日に撮影しました。
桜ヶ丘公園150120オオハナワラビ連結.jpg 上:ホトケノザ / 下:オオハナワラビ
ホトケノザ
東部団地口から入った園路の脇の日当たりの良い草地などで、オオイヌノフグリやヒメオドリコソウに混じって、ホトケノザが赤紫色の花を咲かせ始めています。ホトケノザはシソ科の越年草で、アジア、ヨーロッパ、北アフリカに広く分布しています。日本では本州~九州、沖縄に自生しています。なお、春の七草のひとつの「ほとけのざ」は本種のことではなく、キク科の越年草のコオニタビラコです。
 
オオハナワラビ
うぐいすの道やどんぐりの道脇の草むらの中でオオハナワラビが花(本当は胞子嚢ですが花のように見えます。)を咲かせていました。オオハナワラビはハナヤスリ科の冬緑性シダ植物で、東北地方南部~九州の雑木林などの林床に生育しています。フユノハナワラビとは近縁で良く似ていますが、本種は葉の先が尖っていることで区別できます。
桜ヶ丘公園150120シキミ連結.jpg 上:ウメの花芽 / 下:シキミ
ウメの花芽
公園外の早咲きの紅梅はもう開花したものもありますが、公園内でも梅の花芽が大きく膨らんできました。今月末には開花するかもしれません。ウメはバラ科の落葉高木で、中国中部原産の樹木です。奈良時代にはすでに日本でも栽培されていて、この頃の花見といえば、この梅の花を観賞することでした。桜の花が愛好されるようになるのは平安時代以降のことで、江戸時代になると、花見といえばもっぱら桜の花を見ることになりました。
 
シキミ
拓魂碑のある広場の生垣として植えられているシキミが白い花を咲かせ始めました。シキミはマツブサ科の常緑高木で、本州中部以南の日本と中国に分布しています。熟した果実は星のような形をしていて、中国料理によく用いられる「八角」(同属のトウシキミの果実)とよく似ていますが、有毒ですので食べることはできません。
桜ヶ丘公園150120シナマンサク連結.jpg 上:マンサク / 下:シナマンサク
マンサク
ゆうひの丘に植えられているマンサクの開花が始まりました。黄色のリボンのような花びらを広げ始めています。マンサクはマンサク科の落葉小高木で、本州の太平洋側~九州に分布しています。山林に多く自生していますが、庭木としても栽培されています。花は普通2~3月に、葉に先立って咲きます。名前の由来は、他の花に先駆けて「まず咲く」から、あるいは花がたくさん付いて豊年満作だからとも言われます。
 
シナマンサク
マンサクに混じって植えられているシナマンサクが少し前からオレンジ色の花を咲かせています。枯葉が落ちずに残っているので目立ちませんが、かなり多くの花が咲いています。シナマンサクはマンサク科の落葉小高木で、中国中部原産の樹木です。花は1~3月に開花しますが、マンサクと同じような黄色の花びらのものと、写真のようなオレンジ色の花びらのものがあります。
桜ヶ丘公園150120コゲラ連結.jpg 上:ウソ / 下:コゲラ
ウソ
丘の上広場から記念館口にかけて植えられている桜の木にウソが数羽の群れでやってきて、桜の蕾をついばんでいました。ウソはアトリ科ウソ属に分類される冬鳥で、ヨーロッパからアジアの北部にかけて広く分布しています。和名は口笛を意味する古語の「うそ」から来ていて、「ヒーホー」と口笛のような鳴き声を発するために付けられました。
 
コゲラ
公園内のあちこちの木の間を飛び回ったり、枝から逆さにぶら下がったり、幹を登ったりするコゲラの姿が、冬になってとても目立つようになりました。コゲラはキツツキ科の鳥で、日本、中国東北部、朝鮮半島北部、サハリン、ロシア南東部に分布しています。基本的には留鳥ですが、寒冷地に生息しているコゲラには、冬季に暖地に移動するものもあります。

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