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2014年11月12日

桜ヶ丘公園の動植物情報:11月中旬の木の花4種と紅葉2種、木の実2種

11月も中旬にさしかかり、季節はすっかり冬めいてきています。公園内の野草の花は一部を除いて姿を消し、木々の紅葉や花が目立っています。そこで今回は木の花4種と盛りを迎えた紅葉2種、そして熟して色づいた木の実2種をご紹介いたします。
なお写真はすべて11月11日に撮影しました。
桜ケ丘公園141111シキミ連結.jpg 上:サザンカ / 下:シキミ
サザンカ
公園内のあちこちに植えられているサザンカが本格的に開花し始めました。サザンカの一種で園路脇の植え込みになっているカンツバキも咲き出しています。サザンカはツバキ科の常緑広葉樹で、日本原産の樹木です。野生種の花の色は部分的にピンクの入った白色ですが、植栽されている園芸品種の花の色は赤、白、ピンクなど様々です。サザンカという名前は中国語でツバキ類を指す「山茶」に由来していて、山茶花本来の読みである「サンサカ」が訛ったものと言われています。
 
シキミ
拓魂碑の広場の生垣になっているシキミが白い花を咲かせ始めました。シキミはシキミ科の常緑高木で、日本の本州中部以南、四国、九州、そして国外では中国に分布しています。仏事に用いられるために寺院に植栽されることが多いのですが、有毒植物です。花や葉、実から根にいたるすべてに毒があって、特に有毒物質は果実に多く、食べると死亡する可能性があるほどで、植物としては唯一、劇物に指定されています。
桜ケ丘公園141111シロダモ連結.jpg 上:ヤツデ / 下:シロダモ
ヤツデ
公園内の雑木林の中などに生えているヤツデが、白い球形の花穂にたくさんの花を咲かせ始めています。ヤツデはウコギ科の常緑低木で、関東地方以西の日本に分布しています。海岸近くの森林周辺に多く自生していますが、日当たりの悪い森の中にもよく生えています。また、このように丈夫なので、庭木としてよく植えられています。葉の形からヤツデという名前が付けられていますが、葉が8つに僻ことはなく、7つや9つの奇数に裂けています。
 
シロダモ
雑木林の林縁などに自生しているシロダモが薄いクリーム色の花を咲かせています。また、真赤に熟した果実も同時に付けています。シロダモはクスノキ科の常緑高木で、日本の山形県・宮城県以西、国外では朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。雌雄異株で、秋が花期で翌年の秋に果実が赤く熟すので、雌株では花と赤い実が同時に見られます。木全体に精油を含んでいて芳香があり、種子から採油して蝋燭の材料として使われます。
桜ケ丘公園141111ツタ連結.jpg 上:ニシキギ / 下:ツタ
ニシキギ
ドウダンツツジの紅葉に続いて、ニシキギの葉も赤く色づき始めています。ニシキギはニシキギ科の落葉低木で、日本と中国に自生しています。紅葉が素晴らしくきれいで、モミジ、スズランノキと共に世界三大紅葉樹に数えられており、庭木や生垣、盆栽にされることの多い樹木です。若い枝では表皮を突き破ってコルク質の2~4枚の翼が伸び出すので、他の樹木との区別は容易です。なお、翼のない種もあって、コマユミと呼ばれています。
 
ツタ
雑木林の木に伝い登っているツタの葉が赤く紅葉しています。ツタはブドウ科のつる性落葉本木で、日本の本州~九州に自生しています。ツタという名前は、他の植物や岩に「つたって」伸びる性質から名付けられました。日本では古来から樹液をアマヅラと呼ばれる甘味料として利用していました。また、別名のナツヅタは、ウコギ科のキヅタの別名のフユヅタとの対比で呼ばれてものです。
桜ケ丘公園141111ツルウメモドキ連結.jpg 上:クロガネモチ / 下:ツルウメモドキ
クロガネモチ
公園内のあちこちに植えられているクロガネモチの実が真赤に色づき始めています。クロガネモチはモチノキ科の常緑高木で、本州の茨城県・福井県以西、四国、九州、沖縄、そして国外では中国台湾、インドシナに分布しています。秋に真赤な球形の果実をたくさん付け、また都市環境にも強いことから、庭木、公園樹、街路樹として多く植えられています。
 
ツルウメモドキ
石垣の上などに吊り下がって伸びているツルウメモドキの黄色い果実の一部がはじけて、中の赤い種が見えています。ツルウメモドキはニシキギ科のつる性落葉本木で、日本を含めた東アジア一帯に自生しています。秋に淡黄色の果実が3つに裂けて、赤い仮種皮に被われた種子が現れます。この様子が美しく観賞価値が高いので、生け花や装飾用に使われます。

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