2021年7月 6日
7月1週目の植物 ~7月6日版~
7月に入り、雨天の日が多くなっています。
植物の世界では、ドクダミやムラサキシキブの花が目に見えて少なくなり、アカメガシワやオカトラノオもそろそろ終息しつつあります。
木の実では、今回紹介した他にもエゴノキ、キブシなどの実がなっています。
ヤマユリは九反甫谷戸の前で咲き始めましたが、他では花期はこれからです。
コバノカモメヅルの花
本来は晩夏~初秋の花ですが、サンクチュアリの湿地で咲き始めていました。葉が細長いつる植物で、里山広場奥の階段横の自生地は囲って保護しています。
オオバノトンボソウの花
薄緑色の地味な花が咲くランの仲間で、雑木林のへりなどで時々見られます。今年は残念ながら花が多数つく株が見られませんでした。
イヌザクラの実
雑木林で見られる落葉高木で、4月下旬から5月上旬頃に白い花が穂になって咲きます。葉は細長いですが、先端に近い部分で幅が広くなっています。
ウワミズザクラの実
雑木林で見られる落葉高木で、4月中旬から下旬頃に白い花が穂になって咲きます。葉は先端が細長く突き出し、中央より付け根に近い部分で幅が広くなっています。
ヤマユリの花
明るい雑木林のへりや土手などで見られる野生のユリで、主に7月中旬から下旬に咲きますが、九反甫谷戸の前の自生地では早くも咲いていました。