2021年6月 7日
6月1週目の昆虫とカエル ~6月7日版~
6月になり、シュレーゲルアオガエルの繁殖期が終わるにつれて鳴き声が静かになってきました。
ヤマアカガエルのオタマジャクシはカエルになって上陸する季節です。
6月はシオヤトンボやヤマサナエが姿を消して、代わって今回紹介するオオアオイトトンボやオオシオカラトンボ、コシアキトンボなどが出現する季節でもあります。
上陸したばかりのヤマアカガエル
冬に産み付けられた卵からかえったオタマジャクシが成長して5月下旬から6月にかけてカエルの姿になります。しばらく岸辺で過ごした後、林に移動します。
ミスジチョウ
よく似たコミスジより大きく、一番前の白帯の太さや切れ込み方が違います。成虫は年1回今頃だけ出現しますが、園内では少ないです。
コマルハナバチのオス蜂
オスは年1回初夏にだけ見られ、レモンイエローに淡い横縞模様です。ミツバチのオスと違って自力で蜜を吸います。女王と働きバチは黒くておしりがオレンジ色です。
ムネクリイロボタル
胸部背面が少し茶色っぽい赤で、ゲンジボタルなどと違って中央の黒い縦帯がありません。昼間活動し、その際は光りませんが、幼虫やさなぎは発光します。
オオアオイトトンボの羽化
昨年までは細々と発生していましたが今年はたくさん羽化しました。羽化直後は白っぽくてはねを閉じてとまりますが、しばらくすると胴体が金緑色になり、半開きでとまるようになります。