2020年11月29日
紅葉・黄葉と木の実 ~11月29日版~
園内の紅葉は早くも終盤となり、メタセコイアなど一部を除き、見ごろを過ぎるか散ってしまいました。
木の実やつる植物の実はまだいくらか見られます。
赤や青、黒などの様々な実が晩秋の雑木林を彩っています。
しばらくは園内で大量に落ち葉が見られ、木々には来春の芽生えに備えて冬芽ができています。
クロモジの黄葉
雑木林に自生している落葉低木で、葉は黄色に染まります。葉や枝にはよい香りがあり、高級な楊枝に使われます。一年目の若い枝は緑色です。
コナラの黄葉
雑木林に多い落葉高木で、細長いどんぐりがなります。葉は主に黄褐色に染まりますが、幼木や日当たりのよい位置の葉は赤く染まります。
ヘクソカズラの黄葉
園内各所に多いつる植物で、葉は主に黄色く染まります。夏から初秋に白い花が咲き、秋に黄色い実が実ります。
クスノキの実
園内では里山広場など数か所に植栽されている常緑高木で、黒い実がなります。葉や実、枝にはよい香りがあります。
スイカズラの実
雑木林などに自生するつる植物で、初夏に白い花が咲きます。半落葉性で、冬の葉は裏側に向かって少し反り返りますが、春までは持たないことが多いです。