2020年11月21日
晩秋の動植物いろいろ ~11月21日版~
今日は前日までの9月並みの暑さは収まったものの、気温が20度近くまで上がり暖かかったです。
越冬前の昆虫やは虫類が最後の日光浴をしている姿があちこちで見られました。
冬鳥は先週と大差なく、北方から渡ってきてから越冬地までの細かい移動がまだ完了しておらず、最終越冬地に定着するまでにはしばらくかかりそうです。
ヤツデの花
晩秋から初冬に花が咲きます。寒い時期の虫媒花の共通の性質として、昆虫がなかなか訪れないため長く咲いています。ハエやヒラタアブ類などが花によくいます。
カワラヒワ
園内では一年中見られますが、パークセンター前の街路樹のアキニレの種を食べるため秋によく見かけます。キリリ、コロロ、とよく鳴きます。
ウラギンシジミのオス
はねの裏(外)側が銀白色のためこの名があり、表側にオスはオレンジ色、メスは白い紋があります。成虫で越冬します。幼虫の食草はクズなどのマメ科植物です。
ナミテントウ
背中の模様や色に大きな個体差があります。成虫・幼虫ともアブラムシを食べ、ナナホシテントウと違い木にもよくいます。成虫が集団で越冬します。
ヒガシニホントカゲ
幼体は背中の縦線が3本で尾が青いですが、成虫は写真のように地味な外見です。石垣など植物の茂っていない場所によくいます。