2020年11月16日
晩秋の動植物いろいろ ~11月16日版~
園内の花は残り少なくなり、コウテイダリアやツワブキ、リンドウ、チャノキくらいになってしまいました。
野鳥は、ルリビタキが渡ってきました。
昆虫はなかなか見られない状態になりましたが、サンクチュアリの池や小川には水生昆虫がたくさんいます。
ガマズミの実
秋に赤い実がなる落葉低木で、園内では雑木林に自生している他、尾根緑道沿いに植栽されています。5月頃に白い花が咲きます。
ルリビタキのオス
園内では晩秋から翌春に見られ、脇腹に山吹色の帯があります。成熟したオスは青くてきれいです。未熟個体とメスは淡褐色で、尾羽がやや青っぽいです。
オオシオカラトンボのヤゴ
成虫は初夏から初秋に見られるトンボで、園内数か所に発生地があります。ヤゴは毛深く頭部が角ばっていてシオカラトンボのヤゴに似ていますが背中に刺があります。
キイトトンボのヤゴ
成虫は鮮やかな黄色の美しいトンボで、東京都のレッドリストでNT(準絶滅危惧種)に指定されています。幼虫は園内ではサンクチュアリ内の池で見られます。
コウテイダリアの花
ちょうど見ごろになりました。草丈が4~5mほどにもなり、花も大きく立派ですが、霜が降りるとすぐに枯れてしまいます。園内ではパークセンターの前とわんわんふれあい広場で見られます。