2020年10月12日
10月2週目の昆虫 ~10月12日版~
台風が去り、今日は少し暑さが戻ってツクツクボウシが鳴いていました。
バッタやカマキリ、鳴く虫はまだ見られますが、そろそろ盛りを過ぎています。
花にはチョウやハチ、一部のガ、ハナアブ類などが盛んに訪れています。
秋のトンボは、赤トンボを中心に一部のイトトンボ類や遅く活動するヤンマ類が見られます。
オオカマキリ
大きなカマキリで、卵塊は丸く、丈夫な草の茎や細い木の枝などに産みます。やや草丈の高い草原や茂み、林のへりに多く、褐色型もいます。
ハラビロカマキリ
おなかが太いためこの名があります。卵塊は円筒形で、木の幹や枝、建物の壁や杭などに産みます。木の上や茂みに多く褐色型もいます。
エンマコオロギ
大きなコオロギで、オスは昼夜ともコロコロリーー、と鳴きます。画像はメスで、おしりの先に長い産卵管があります。
ホシホウジャク
昼間活動するガで、ハチドリのように高速で羽ばたきながら空中で停止して花の蜜を吸います。はねに黄色の部分があり、背中の後ろ寄りに白帯があります。
オオセイボウ
青い宝石のように美しいハチで、スズバチやドロバチ類、トックリバチ類の巣に寄生しますが、園内ではあまり見られません。コシロノセンダングサの花に飛来していました。