2020年9月12日
9月中旬の昆虫 ~9月12日版~
今日は暑さが一段落して朝から秋らしい雨になりました。
雨でチョウやトンボは少なかったものの、バッタやカマキリ、コオロギなどの秋の虫はあちこちで見つかりました。
涼しい秋風が吹くようになると、ウラナミシジミやミドリヒョウモン、アサギマダラなどの秋のチョウやアキアカネが飛来するのですがまだ園内では見られません。
ミヤマアカネ
はねに帯模様がある赤とんぼの一種で、梅雨期に羽化してから秋まであまり移動せず、園内の草の合間などで時々見られます。
マユタテアカネ
顔に眉毛のような一対の黒班があるのが特徴の赤とんぼの一種です。画像は成熟したオスで、胴体は背中もおなかも真っ赤で、おしりの先の付属器が上を向いています。
マダラスズ
6~11月頃まで年2回成虫が発生します。黒くて小さく、脚にまだら模様があるためこの名があります。芝生などで見られ、オスはジー、ジー、と区切って鳴きます。
シバスズ
6~11月頃まで年2回成虫が発生します。茶褐色で小さく、芝生などで見られるためこの名があります。オスはジーーと音を長く伸ばして鳴きます。
アシグロツユムシ
晩夏~秋に雑木林や草地で見られる鳴く虫の仲間です。類似種は多いですが、本種は脚に濃褐色の部分が多く、触角に間隔を空けて白い点があるのが特徴です。