2020年8月 8日
8月2週目の昆虫いろいろ ~8月8日版~
連日の暑さで夏の昆虫の活動は活発です。
雑木林、池、草原、花壇など、場所ごとに特色ある昆虫が見られます。
セミはニイニイゼミやヒグラシがまだ優勢ですが、アブラゼミやミンミンゼミも増えてきて、クマゼミの鳴き声も時々聞こえてきます。
雑木林の樹液には先月末頃からクロカナブンがたくさん飛来しています。
クロカナブン
黒くてつやのある背中が美しいです。カナブンより遅れて真夏になってから出現する昆虫で、昼間樹液に飛来します。
ヤブヤンマ
少ないながらも毎年梅雨期から初秋にかけて見られる大きなトンボで、パークセンター内に迷い込んできたところを写真に撮りました。
モンシロチョウの産卵
春から秋まで年数回発生し、今頃は夏型の成虫が見られます。主に栽培種のアブラナ科植物に産卵しますが、この日はアブラナ科の野生種・イヌガラシに産卵していました。
スジグロシロチョウ
春から秋まで年数回発生します。モンシロチョウより黒いすじが目立ちます。幼虫はアブラナ科植物の葉を食べます。キツネノマゴの花に飛来していました。
ナミアゲハ
春から秋まで年2~3回発生し、今頃は大きな夏型の成虫が見られます。キアゲハに似ていますが、前ばねのつけねがしま模様です。夏はクサギの花などによく飛来します。