2020年8月 1日
8月初めの昆虫いろいろ ~8月1日版~
梅雨が明けて夏の昆虫の活動が活発になってきました。
大田切池では西側奥にコシアキトンボ、池中央にはギンヤンマ、東側手前にシオカラトンボやショウジョウトンボが棲み分けているのが見られる他、ウチワヤンマが久々に飛来しました。
セミはニイニイゼミやヒグラシ中心ですが、アブラゼミやミンミンゼミも鳴き始めました。
ウチワヤンマ
胴体後ろ寄りにうちわのような丸い付属器があるためこの名があります。広く深い池を好むため園内ではあまり見られませんが、大田切池にいました。池から突き出た杭によくとまります。
キイトトンボのペア
6~9月頃にサンクチュアリ内の池やその周辺でよくみられる美しいトンボです。東京都のレッドデータブックでNT(準絶滅危惧種)に指定されています。
アブラゼミとその抜け殻
7月後半から10月初め頃見られ、オスはジージリジリ…と勢いよく鳴きます。茶色いはねが特徴です。抜け殻は茶色くつやがあり、触角は毛深いです。
アシグロツユムシの幼虫
成虫は秋に見られる細身の昆虫で、キリギリスに近い仲間のツユムシ科の昆虫です。類似種は多いですが、後ろ脚が黒く、触角に白い部分が点々とあります。
マルタンヤンマのメス
大型のトンボで、茶褐色の胴体にオスは青、メスはレモン色の模様があります。はねはしばしば褐色を帯びます。園内では珍しいですが、サンクチュアリの池で産卵していました。