2020年4月11日
4月2週目の昆虫 ~4月11日版~
この日はやや気温が低かったものの日差しがあり、春の昆虫がたくさん見られました。
今回紹介するものの他に、スジグロシロチョウ、テングチョウ、ベニシジミなどの早春のチョウや、ヤブキリの幼虫、クマバチ、ハナアブ類なども見られました。
4月下旬から5月にかけては、クロアゲハやコミスジなどの初夏のチョウが見られます。
クロコノマチョウ
南関東に生息しているジャノメチョウ類の中では最大種で、年2回夏と秋に発生します。秋型の成虫は越冬して春に再び見られます。
ミヤマセセリ
年1回春だけ見られます。この写真はメスで、オスは前ばねの白帯がありません。幼虫の食草はコナラなどです。
モモブトカミキリモドキ(左:オス、右:メス)
春にタンポポなどの花の上によくいます。腿節(たいせつ。人の太ももにあたる場所)が太いのはオスで、メスは太くありません。
ビロウドツリアブ
成虫は早春にだけ見られ、釣りの糸のような細長い口を伸ばして花の蜜を吸います。からだは丸っこくぬいぐるみのように毛でおおわれています。
ツマキチョウ
年1回春にだけ見られます。写真はオスで、前ばねの先端の黄色い部分がメスは白色です。ニガイチゴの花を訪れていました。幼虫の食草はアブラナ科植物です。