2020年1月13日
木の冬芽いろいろ
今回は園内の木の冬芽を5種類紹介します。
冬芽は木の種類や花芽・葉芽などの部位によって違っている他、春に開く葉が露出しているもの(裸芽)や鱗状の皮(芽鱗)を被っているもの、組織の奥に隠れているもの(隠芽)といった違いもあります。
冬に開花する花もあり、寒い中でも春への歩みは進んでいます。
コブシ
雑木林に自生する他植栽もされる落葉高木で、3~4月に大きな白い花が咲きます。冬芽は大きく、毛に覆われています。
クヌギ
雑木林に自生する落葉高木で、丸いどんぐりがなります。冬芽は鱗状の芽鱗に覆われています。枯葉がなかなか落葉せず、しばしば早春まで残ります。
エゴノキ
雑木林に自生する落葉高木で、5月後半に下向きの白い花が咲きます。冬芽は大小2個セットになっており、大きな主芽が発芽できない時に副芽が芽吹きます。
マユミ
雑木林に自生する落葉低木~小高木で、5月頃小さな白い花が咲きます。冬芽は2個ずつ対生につき、若い枝は緑がかっています。
キブシ
雑木林に自生する落葉低木~小高木で、3月中旬~4月上旬頃クリーム色の花が穂になって咲きます。冬芽は長い花芽と短い葉芽があります。