2019年12月14日
12月中旬の植物 ~12月14日版~
心地よい小春日和で、残り少ない紅・黄葉や木の実、初冬の花がいくつか見られました。
落葉すると木の種類ごとに特徴ある冬芽が目立つようになります。
草は地上部が枯れてしまうものが多いですが、地表に放射状に葉を広げるロゼットの状態で越冬するものもあります。
ダンコウバイの黄葉
葉の先端が浅く3本に切れ込むのが特徴の落葉小高木で、晩秋に黄色く染まります。葉にはよい香りがします。園内では鮎道で見られます。
ハリギリの黄葉と実
雑木林に自生する落葉高木で、葉は黄色く染まります。枝や幹に鋭いとげがありますが、老木になると幹のとげは目立たなくなります。実は黒く熟します。
ウシハコベの花
類似種のコハコベやミドリハコベと違ってめしべの柱頭は5つに分かれ、葉は付け根が少し張り出す形です。花は4~12月頃に見られます。
パンジーの花
寒さに強いため秋から翌春に花壇でよく植えられています。園内の花壇で見られる冬季の数少ない花です。
サンシュユの実
黄色い花が2月末~3月に咲き、秋に熟す赤い実はヒヨドリが食べに来ることがあります。園内では、パークセンターの横に植栽されています。