2019年11月 9日
11月2週目の動植物 ~11月9日版~
晩秋の花の開花はまだ遅れていますが、ようやくコウテイダリアが咲き始めました。
シロダモやリュウノウギク、キチジョウソウ、ツワブキ、コウヤボウキ、ヤクシソウなども見ごろです。
紅葉はほとんどがこれからですが、ニシキギなどは一部の葉が赤く染まっています。雑木林の葉が落ちるこれからの季節は野鳥が観察しやすいです。
キチジョウソウの花
家に植えておくと縁起がよいとの言い伝えからこの名がついたといわれています。サンクチュアリ内や野草見本園で見られ、晩秋に花が咲きます。
マユミの実
落葉小高木で、ピンク~赤の仮種皮の中に赤い種子があります。白い花が初夏に咲きますが、雄しべが短く結実しにくい花が咲く株もあります。
サワガニ(左:幼ガニ、右:成ガに)
一生海に行かず、川やその周囲で過ごします。地域変異があり、多摩丘陵のサワガニは子どものうちは褐色で大人になると青白くなります。
ベニシジミ
早春から晩秋まで数回発生し、暑い時期の成虫はオレンジ色の部分が暗い色をしています。幼虫はスイバなどの葉を食べ、幼虫で越冬します。
モミジバフウの紅葉
北米原産の落葉高木で、11月前半頃に葉が赤か黄色に染まります。葉はモミジに似ていますが互生し、丸い実がなります。園内ではパークセンターと道路の間で見られます。