2019年9月23日
9月下旬の昆虫いろいろ ~9月23日版~
暑い日と涼しい日が周期的に訪れるようになり、セミや一部のトンボ以外は秋の昆虫が目立つようになりました。
草原には様々なバッタが見られ、成虫で越冬するツチイナゴやクビキリギスなどを除いて、ほぼ出そろいました。
カマキリは3種類見られ、みな成虫になっていますが、卵はまだ産み始めていません。
ウラナミシジミ
毎年秋に見られる小さなチョウで、はねの内側が薄紫色、外側は波を打っているような模様です。幼虫はマメ科植物を食べます。
カネタタキ
植え込みや木の幹、枝などで見られる他、建物の外壁にもよくいるコオロギに近い仲間の小さな昆虫です。オスはチン、チン、チン…などと鳴きます。
ネキトンボ
はねの付け根付近が赤く、オスは成熟すると頭からおしりの先まで赤くなります。園内ではやや少なく、バックヤード裏のビオトープの池などで少し見られます。
リスアカネ
はねの先端が黒っぽい赤トンボの仲間で、オスは成熟すると腹部だけ赤くなります。園地南東側の調整池付近でよく見られます。
アキアカネ
園内で最も多い赤トンボの一種で、梅雨の後半頃に成虫になった後、涼しい高原地帯に移動し秋に再び戻ってきます。はねは透明でオスは成熟すると背面のみ赤くなります。