2019年7月27日
7月末の昆虫いろいろ ~7月27日版~
数日前から急に夏らしい暑さとなり、一気に真夏の昆虫が活動し始めました。
ニイニイゼミに続いてヒグラシが23日に、アブラゼミ・ミンミンゼミ・ツクツクボウシが24日に鳴き始めています。
アゲハチョウ類の夏型の成虫や、ウスバキトンボ、カナブン、クロカナブンといった真夏の常連さんも出てきています。
ニイニイゼミの抜け殻(左)と成虫(右)
成虫は小さめで灰色っぽい模様のはねが特徴で、抜け殻は丸っこく泥だらけです。7月には一番目立つセミですが、9月初めまで見られます。
ヒグラシ
ニイニイゼミ同様、いち早く発生するセミですが、今年は大きく遅れました。朝夕にカナカナ…と涼やかな音色で鳴きます。スギなどの暗い林に多いです。
ウスバキトンボ
晴れた日に広々とした場所で郡飛する姿がよく見られます。赤とんぼ類に似ていますが、秋が深まる前に一足先に姿を消します。
クロアゲハ
初夏から初秋まで見られ似たチョウは多いです。特徴ははねが黒い、目立つ白紋がない、青や緑色の光沢がない、後ろばねの尾状突起が短め、といったところです。
アオスジアゲハ
初夏から秋に見られ、青いすじが目立つチョウです。イヌザンショウの花に飛来していました。幼虫はクスノキの仲間の葉を食べます。