2019年7月13日
7月中旬の昆虫 ~7月13日版~
梅雨空が続いていますが、ニイニイゼミが鳴き始めていたり、クヌギの樹液にはカナブンやスズメバチ類が飛来していたりと、夏の昆虫も増えています。
草原では様々なバッタやカマキリの幼虫がいて、だんだん大きくなっています。
あと少しでヒグラシやアブラゼミなどが鳴き始めるでしょう。
クロコノマチョウ(夏型)
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科では関東で最大種です。年2回夏と秋に発生し、成虫で越冬します。幼虫はジュズダマの葉を食べます。
シロモンノメイガ
昼間活動し、花に飛来します。ツトガ科ノメイガ亜科の小さなガで、マドガに似ていますが模様が違います。
コシロシタバ
夜の樹液に集まるガの中では常連で、木の皮にそっくりな前ばねには小さな白丸があり、後ろばねは白黒の帯模様です。
オオカマキリの幼虫
幼虫はまだ小さなサイズが大半で、8月下旬頃から成虫が見られます。幼虫の時期から褐色型と緑色型があります。
羽化直後のリスアカネ
7月頃に成虫になり、8~9月には早くも赤く成熟したオスが見られます。赤とんぼの仲間で、はねの先端が褐色です。