2019年7月 8日
7月上旬の植物いろいろ ~7月8日版~
園内ではまだ林の下やへりでオカトラノオやヤブカンゾウなどが咲いていますが、7月後半にはこれらに代わりヤマユリやウバユリが咲くでしょう。
木の花では、ムラサキシキブが終わり、リョウブが咲いています。
木の実は少ない季節ですが、今回紹介したニガキの他にもウワミズザクラやイヌザクラの赤い実が実る季節です。
アキノタムラソウの花
アキノとつきますが、7月から咲いています。鮎道沿いなどの雑木林のへりで見られ、花にはシロチョウ科のチョウがよく飛来します。
オオバノトンボソウの花
鮎道沿いなどで見られますが、園内ではやや少なく、当公園では棒などで囲って保護しています。薄緑色の花が今頃咲きます。
タカトウダイの花
当公園では少ないですが、京王バス営業所の向かい側などで見られます。夏に咲き、草丈が高いです。
ニガキの実
明るい雑木林のへりに多い落葉高木で、園内では尾根緑道沿いの東側などで多少見られます。花は薄緑色で、4月末頃咲きます。実が赤く熟していました。
リョウブの花
明るい雑木林のへりに自生する他、植栽もされています。落葉中~高木で、白い花穂には様々な昆虫が蜜を吸いに飛来します。樹皮がよくぺらぺらはがれています。