2019年5月26日
5月4週目の花と昆虫 ~5月26日版~
園内ではホオノキの花が終わり、エゴノキやスイカズラの花期が終わりに近づく一方、ホタルブクロやドクダミなどが咲き始めています。
大発生したキアシドクガは大半がさなぎや成虫になり、白いガが雑木林でふわふわとたくさん飛び交っています。
オオシオカラトンボやオオヤマトンボなどの初夏のトンボも飛び始めました。
カラスアゲハ
年2回晩春と夏に発生します。クロアゲハ等に似ていますが、青や緑の光沢があります。園内ではやや少ないです。
ルリタテハの幼虫
成虫は年2回夏と秋に発生し、秋の成虫が越冬して春にも見られます。幼虫は毛虫で、食草はサルトリイバラなどです。
キアシドクガ
年1回今頃成虫が発生します。ここ数年は発生数が多く、特に今年は多いです。和名に「ドクガ」とつきますが無毒です。幼虫はミズキ類の葉を食べます。
イボタノキの花
園内の雑木林に自生する他、植栽もされている落葉低木で、5月下旬~6月初め頃に白い花が咲きます。
サイハイランの花
雑木林に生え、園内ではサンクチュアリの中に多いです。昔の合戦の際に使われた采配にちなんでこの名があります。5月下旬頃に花が咲きます。