2019年5月19日
5月3週目の昆虫と野鳥 ~5月19日版~
園内では例年になくキアシドクガの幼虫がたくさん発生しています。
もう次々とさなぎになり始めているため、這って移動することはなくなっていきます。
成虫は中型の白いガで6月頃に雑木林の上を群飛します。幼虫・成虫とも毒はありません。
キアシドクガの幼虫
成虫は年1回6月頃発生し、ふわふわと雑木林の上を飛び交う様子が毎年見られます。幼虫はミズキとクマノミズキの葉を食べる毛虫です。
キアシドクガのさなぎ
毎年多く発生しますが今年は特に多く、食草のミズキ類の近くの建物や杭などの上にこうしたさなぎが出来ています。
ショウジョウトンボ未熟個体
5月初めから9月頃に見られ、オスは成熟すると真っ赤になります。メスと未熟なオスは淡いオレンジ色~淡褐色です。幼虫は池などで育ちます。
ヒナバッタ
成虫は年2回初夏と秋に見られる小型のバッタで、オスはシュルシュル…と鳴きます。園内の草地に普通にいます。
ムクドリ
一年中見られます。秋には柿の実などを食べますが、今の時期はひなに与えるため昆虫をよく捕らえます。この個体は緑色の芋虫をくわえています。