2019年4月21日
4月下旬の花いろいろ ~4月21日版~
3月中旬までの高温傾向が終わり、その後4月にかけての気温が平年並みに近く戻ったためか、晩春の花の開花はほぼ平年並みに戻っています。
今回紹介した以外にもフデリンドウ、キジムシロなどはまだ見られ、カマツカやホウチャクソウが咲き始めています。
まもなくミツバウツギ、サワフタギなども咲くでしょう。
イヌザクラ(左)とウワミズザクラ(右)
どちらも4月後半に咲く野生の桜で、軸の周りに白い小さな花が付きます。イヌザクラの葉の方がやや細く先端側に膨らみがあります。
コバノガマズミ
雑木林に自生しますが、園内ではやや少ないです。よく似たガマズミより葉が細く、花期が早いです。秋に赤い実がなります。
アケビ
木性つる植物で、小葉は5枚ずつつきます。花期はよく似たミツバアケビとほぼ同じで、ミツバアケビより淡い色の花が咲きます。
ジュウニヒトエ
4月後半頃、白い花が縦に連なって咲きます。明るい雑木林の縁の道沿いなどで見られ、全体に毛深いです。
ハナイカダの雄花(左)と雌花(右)
葉の上に花が咲く落葉低木で、鮎道沿いなどの雑木林の下や縁で見られます。雌雄異株で、雌株には黒く丸い実がつきます。