2019年2月 9日
2月2週目の生きものいろいろ ~2月9日版~
数日前には4月並みに暖かかったのに、この日は小雪がちらつく寒い一日となりました。
野生の生きものの世界では春への歩みが着実に進み、サンクチュアリの休耕田ではヤマアカガエルの卵が見つかりました。
冬眠しないノウサギは丸い糞が見つかることで生息が確認できますが、昼間姿を見ることはなかなかありません。
カワウ
園地周辺では一年中見られますが、園内に飛来したのは久々です。大田切池の水面が凍っていなかったため盛んに潜水して魚を探していました。
ムクドリ
開けた場所で一年中見られ、よく群れています。秋にはカキの実なども食べますが、冬は地上で食べものを探していることが多いです。
ノウサギの糞
多摩丘陵のノウサギは体毛が一年中褐色です。冬眠をせず、冬も草を食べて暮らします。刃物で切ったような鋭い切り口の食痕と独特の足跡、丸い糞が特徴です。
シオカラトンボ類の幼虫(ヤゴ)
ヤゴで越冬する中型のトンボの仲間です。類似種が数種いますが、背や側方の棘を見ないと識別は難しく、この写真では種名まではわかりません。
ヤマアカガエルの卵塊
産卵期は早い年は1月下旬頃、遅い年は3月中旬頃と年により差が大きいです。丸い卵塊は池や田んぼで見つかり、3~6月頃にオタマジャクシが見られます。