2018年12月16日
初冬の木の実いろいろ ~12月16日版~
紅葉はほぼ終わりましたが、木やつる植物の実はきれいな色に熟したものがたくさんあります。
葉も赤や黄色に染まっているものもあり、初冬の雑木林を彩っています。
厳冬期には色鮮やかな実はなくなり、風で飛散される綿毛や翼のついたタイプ以外の実は見られなくなっていきます。
ゴンズイの実と紅葉
雑木林に自生する落葉小高木で、赤い皮の中の黒い種が見えます。葉は赤褐色に紅葉します。初夏に薄緑色の地味な花が咲きます。
ハマヒサカキの実
園内には野生のものはなく、調整池上手に植栽されている雌雄異株の常緑低木です。赤いのは未熟な実で、黒く熟します。晩秋にクリーム色の花が咲きます。
イボタノキの実
雑木林に自生する落葉低木で、葉は冬の前半までついていることがあります。黒く丸い実が晩秋に熟します。6月初め頃に白い花が咲きます。
ナンキンハゼの実
尾根緑道の小山内裏公園部分の東端に植栽されている落葉小高木で、白い実がなります。ハート形に近い形の葉が秋に赤く紅葉します。
ツルウメモドキの実
雑木林に自生する木性つる植物で、黄色い皮に包まれた赤い実がなります。園内では野草見本園北西の林に実がたくさんなっているつるがあり、遠くから目立ちます。