2018年9月29日
9月末から10月初めの昆虫 ~9月29日版~
先日、代表的な赤とんぼのアキアカネがやっと少しだけ園内に飛来しているのが見つかりましたが、まだ大半はこれからのようで、例年より遅いです。
この時期は晴れると秋のチョウが花壇の花にたくさん飛来します。
鮮やかなオレンジ色のキタテハ越冬型もようやく飛び始めました。
マダラスズ(メス)
明るい芝地などに多い小さな鳴く虫で、コオロギに近い仲間です。脚にしま模様があります。オスは昼間からジー、ジーと短く区切って鳴きます。
ホタルガ
雑木林のへりでよく見られ、成虫は初夏と初秋に発生します。色合いがホタルに似ているためこの名がありますが、光りません。
クワコの幼虫とさなぎ
カイコガの祖先と言われ、幼虫はクワの葉を食べます。幼虫は成鳥すると糸を綴って繭を作りその中でさなぎになります。
ナナホシテントウ
成虫も幼虫もアブラムシを食べます。この日は雨で気温が低かったので、草(シマスズメノヒエの花穂)につかまってじっとしていました。
オナガササキリ(メス)
成虫は年1回秋に見られます。メスの産卵管が長いためこの名があります。オスはシリリ、シリリ、と区切って鳴きます。草丈の高い草地にいますが少ないです。