2018年8月24日
8月4週目の夜の動植物 ~8月24日版~
この時期の公園では、夕方の空にコウモリが飛んでいます。
夜はセミの幼虫がセミになる様子(羽化といいます)が見られる他、アオマツムシやコオロギ類などの鳴く虫が盛んに鳴いています。
クヌギの樹液にはクワガタムシやガなどが集まり、灯りには様々な昆虫やそれを食べるヤモリなどがやってきます。
カラスウリの花も咲きます。
ニホンヤモリの幼体
建物の外壁などで見られる夜行性のは虫類です。夜は灯りに集まる昆虫などを食べるため待ち伏せしていることがあります。
カラスウリの花
夏の夜に白いレース編みのような繊細な花が咲き、一つの花は一度しか開きません。雌雄異株で、雌花は付け根が膨らんでいて秋には赤い実がなります。
鳴くエンマコオロギ
大きなコオロギで、昼も夜もコロコロコロリーーと美しく鳴きます。鳴くのはオスだけで、メスのおしりには長い産卵管があります。
チャバネアオカメムシの産卵
緑色と暗褐色の組み合わさった色合いのカメムシです。この日は建物の壁に産卵していました。成虫で越冬します。
コナラの樹液に集まる昆虫たち
右端にコクワガタ、中央上にモリチャバネゴキブリ、その下にサビキコリの一種(コメツキムシの仲間)、ガの仲間のオオシマカラスヨトウなどが飛来していました。