2018年8月 6日
8月初めの昆虫 ~8月6日版~
立秋が近づき、園内では暑い中にも秋の虫や晩夏に多いツクツクボウシの鳴き声が目立つようになってきました。
草むらを歩くとたくさんのバッタやイナゴが飛び立ちます。
夏の虫もまだ多く、真っ赤なショウジョウトンボや白黒のコシアキトンボが池の上に飛び交い、サンクチュアリの小川沿いではオニヤンマも飛んでいます。
クルマバッタモドキ(左:褐色型、右:緑色型)
4~4.5cmほどあるバッタで、背中にX型の模様があります。緑色型といってもはねは褐色で、数が少ないです。荒地や草地に多く、10月までいます。
イボバッタ
3cmほどの淡褐色のバッタで、植物のない裸地によくいます。成虫は7~10月頃にかけて見られます。
ハラビロカマキリの幼虫
主に樹上で暮らし、他の昆虫を捕らえて食べます。成虫は8月下旬から秋によく見られます。幼虫はおしりを上げた姿勢をよくとります。
ルリモンハナバチ
晩夏に花に集まる青いハチです。この日は津島谷戸サンクチュアリの北側に咲いていたイヌゴマの花を訪れていました。
ツクツクボウシのオスとその抜け殻
ツクツクボウシは晩夏に多い細身のセミで、オスは独特のリズムで鳴きます。成虫は地味な灰褐色に灰緑色のすじ模様です。抜け殻は白っぽくて細長く、つやがありません。