2018年7月30日
7月末の昆虫 ~7月30日版~
園内ではニイニイゼミに代わってアブラゼミが優勢になりつつあり、ミンミンゼミやクマゼミの鳴き声も目立ってきました。
台風12号が去ってからはくすんだ黄色のウスバキトンボが飛び交う姿が多く見られるようになってきました。
大田切池ではコシアキトンボやシオカラトンボが盛んに飛んでいます。
コチャバネセセリ夏型
4月末~5月と真夏の年2回見られる小型のチョウです。類似種は多いですが、はねの翅脈(しみゃく)というすじが目立つのが特徴です。
オオカマキリの幼虫
成虫と似ていますがはねがまだ小さく飛べません。幼虫のうちから緑色のものと褐色のものがいます。成虫は8月下旬頃から秋にかけて見られます。
アオメアブ
明るい草原などで見られ、他の昆虫を捕らえて食べます。夏によく見られます。和名は複眼が緑色を帯びているところからです。
ヨツボシオオキスイ
樹液に集まる小型の甲虫で、背中に黄色い点があります。園内では樹液の出るクヌギやコナラなどの木によくいます。
コナラの樹液に集まる昆虫たち
写真は、クロカナブンとカナブンがいる他、クロカナブンのすぐ上にはヨツボシオオキスイ、その右上には赤い紋のあるヨツボシケシキスイという小型昆虫が写っています。