2018年7月23日
7月下旬の昆虫 ~7月23日版~
園内のセミはまだニイニイゼミが優勢ですが、アブラゼミやミンミンゼミも増えてきました。ヒグラシは朝夕に鳴いています。
草原にはショウリョウバッタの成虫がもうたくさんいて、他のバッタも徐々に成虫になっていくことでしょう。
広場の上などでは、くすんだオレンジ色のウスバキトンボが飛び交うようになってきました。
ショウリョウバッタ(左:オス、右:メス)
草原で見られる細長いバッタで、メスはオスの倍くらい大きいです。緑色型と褐色型がいて、緑色に淡褐色のたてすじがある個体もいます。
アオバハゴロモ(左:成虫、中央:幼虫)
セミに近い昆虫で、木の汁を吸います。成虫ははねを立ててとまります。幼虫は白い綿くずのように見えますが、さわると勢いよく跳ねます。
キマワリ
木の幹によくいる脚の長い甲虫で、朽ちた木の材部を食べます。幼虫も朽ち木や枯木の中などで見られ、赤茶色で細長いです。
ウンモンスズメの幼虫
成虫ははねが灰緑色でやや細長いスズメガの仲間です。スズメガ類の幼虫はイモムシ型でおしりに角があります。
ヒグラシ(左)とミンミンゼミ(右)
ヒグラシは細身のセミで、オスは朝夕にカナカナ…と涼やかに鳴きます。ミンミンゼミはからだが丸っこく、オスは昼間勢いよくミーン、ミン、ミン、ミーーと鳴きます。