2018年7月 2日
7月初めの植物いろいろ ~7月2日版~
梅雨が明け、真夏の暑さが続いています。
園内ではオレンジ色のヤブカンゾウが見ごろを迎え、オトギリソウやヤマユリが咲き始めています。
アジサイ類やリョウブはまだきれいですが、ホタルブクロ、ネムノキ、ネジバナ、オカトラノオなどは盛りを過ぎました。
野草見本園ではイヌゴマやキヌタソウが咲いています。
オトギリソウの花
明るい土手などで見られ、里山広場から尾根緑道に上がる階段脇では棒などで囲って保護しています。主に晴れた日の午前中に咲きます。
コマツナギの花
木性つる植物で、つるは馬をつなぎとめられるほど丈夫というのが和名の由来です。園内では南東側の外周部などで少し見られ、花期は8月までです。
シオデの雌花
雌雄異株の草本性つる植物で、球形の花序となって咲きます。雌花はその後実になり秋に黒く熟します。花期は6月末~7月中旬頃です。
ヒメガマの穂
水辺に群生します。穂が太いガマ、短いコガマに対し、ヒメガマの穂は細く上部の雄花序と下部の茶色い雌花序の間にすき間があるのが特徴です。
ヤマユリの花
明るい雑木林の下や土手などで見られ、白く香りの強い大きな花が例年だと7月中旬~下旬頃に咲きます。園内ではひもや棒で囲って保護しています。この日早くも1株咲いていました。