2018年4月29日
4月末の昆虫いろいろ ~4月29日版~
例年なら5月に出現する昆虫がたくさん見られ、クロスジギンヤンマやシオカラトンボがもう飛び始めています。
サンクチュアリ内のアキニレの樹液にはクロヒカゲやコジャノメなどのチョウやスズメバチが飛来しています。
ハルジオンの花にはハナムグリ類やアオスジアゲハ、ヒメウラナミジャノメ、セセリチョウ類などが訪れます。
クロヒカゲ
4月末から10月まで見られ、樹液を吸います。よく似たヒカゲチョウはもっと色が薄く、5月末から10月初めに見られます。
コジャノメ
4月末から9月まで見られ樹液を吸います。よく似たヒメジャノメは6月以降に発生しますが園内ではめったに見られず、色が淡いです。
コチャバネセセリ
4月末から5月と真夏の年2回発生します。類似種は多いですが、翅脈(しみゃく。はねのすじのこと。)が明瞭なのが特徴です。
シオカラトンボの未熟個体
4月末から10月初め頃成虫が見られ、胴体の後ろ側3割弱が黒く、前~中央部はメスと未熟なオスは淡い黄色、成熟したオスは白です。
ダイミョウセセリ
よくはねを開いてとまり、花に飛来します。黒地に小さな白紋がありますが、西日本型は後ろばねにも白紋があります。