2018年4月14日
4月中旬の白い花いろいろ ~4月14日版~
新緑の季節が過ぎ、雑木林の木々の葉の色が濃くなってくると、白い花が目立つようになってきます。
例年ならそうした変化は4月下旬頃から顕著になってくるのですが、今年は一足早く、もう白い花たちの季節になっています。
今回紹介する以外にも、ミツバウツギやホオノキが早くも咲き始めています。
ウワミズザクラ
雑木林に自生する落葉高木で、白いブラシのような花穂が目立ちます。葉の先端は細く突出し、花穂の下の軸にも葉があります。樹皮は黒っぽいです。
イヌザクラ
雑木林に自生する落葉高木です。樹皮の色が淡く、花穂の小花はまばらでくすんだ色合いです。葉は細めで先端が突出さず、花穂の下の軸に葉がありません。
カマツカ
白い花は例年4月下旬に咲きますが今年は早かったです。雑木林に自生する落葉低木で、秋には赤い実がなります。
マルバアオダモ
園内では尾根緑道沿いなどで2本見つかっているだけです。尾根付近の雑木林に多い落葉小高木で、白い花は例年4月中頃に咲きます。
コバノガマズミ
小さな白い花が集合花となって上向きに咲きます。よく似たガマズミより葉が細く、花期が約1か月早いです。例年は4月下旬頃咲きますが、今年はもう咲いています。