2018年3月25日
3月4週目の花 ~3月25日版~
鮎道沿いのカタクリは早くも見ごろが過ぎ始めており、雑木林ではモミジイチゴやキブシが見ごろです。
ヤブザクラとタマノホシザクラは見ごろとなり、クロモジも咲き始めました。
ソメイヨシノとヤマザクラも咲き始めています。草原にはカントウタンポポが盛んに咲いています。
植栽木では、コブシが見ごろとなっています。
クロモジ
雑木林に自生している落葉低木で、花期は3月末頃から4月中旬までです。葉や枝を折るとよい香りがします。若い枝は緑色をしています。
クマシデ
園内では雑木林に少し自生している他、水辺広場と駐車場の間のスロープ沿いに植栽されています。花弁のない風媒花で、穂はいもむしのようです。
マルバスミレ
白い花の野生スミレのうち、葉が細いアリアケスミレはやや人工的な環境に生え、葉が丸く花が小さいツボスミレは湿地に生えるのに対し、本種は花が大きく明るい林に生えます。
タマノホシザクラ
2004年に新種として発見され、園内(内裏池上手など)とその周辺にしかありません。がくが赤く星型で、花期はソメイヨシノより早いです。
ヤブザクラ
淡いピンクの花はカワヅザクラより遅く、タマノホシザクラやソメイヨシノより早く咲きます。園内では鮎道や尾根緑道沿いに多く、分布は多摩地区西部などに限られます。