2018年2月 3日
2月上旬の植物いろいろ ~2月3日版~
2月1日夜から2日にかけて再び雪になり、園内でも数㎝積もりました。
寒い日が続きますが、大田切池手前の階段横ではロニセラの花が咲き始めています。
大半の落葉樹は葉を落としますが、半落葉樹やそれに近い落葉の遅い木やつる植物にはまだ葉があります。
それらは樹種により春までに葉が落ちるものと残るものがあります。
スイカズラ
半落葉性つる植物で、つるは木性です。一部の葉は冬も残り、へりがカールしています。葉やつるは軟毛で覆われています。漢字で忍冬と書きます。
アケビ
木性つる植物で、緑色の葉が遅くまでありますが春までに普通落ちます。小葉は5枚あり、3月末~4月頃にピンク色の花が咲きます。
イボタノキ
落葉低木ですが落葉は遅く、厳冬期でも緑色の葉がこのようにかなり残ります。春までには葉は落ちます。5月末~6月上旬頃白い花が咲きます。
ロニセラフラグランティシマ
loniceraはスイカズラ属の学名ですが、ロニセラの名で売られている園芸品種があります。園内にはロニセラフラグランティシマが植栽されています。
ヤドリギの実
自分でも光合成で養分を造る半寄生性常緑樹です。園内では尾根緑道沿いのエノキの枝についているのが見られます。黄色い花が3月前半に咲きます。