2018年2月 3日
2月上旬の鳥と常緑シダ植物 ~2月3日版~
1月22日に続いて2月1日夜から2日にかけて再び雪になり、園内でも数㎝積もりました。
この日はノウサギの足跡は見つかりませんでしたが、タヌキかネコと思われる哺乳類の足跡や、野鳥の足跡が見つかりました。
この時期は常緑のシダ植物が見られます。似たものが多いですが、今回は特に識別しやすいものを紹介します。
イノモトソウ
シダ類の葉の軸の両側の小葉のようなものを羽片(うへん)といいます。イノモトソウの羽片には切れ込みがなく、軸にひれのような部分があります。
オオバノイノモトソウ
オオバノイノモトソウの羽片には切れ込みがなく、軸にひれのような部分もありません。石垣などでよく見られます。
ノキシノブ
大木の幹などによく付着しています。樹皮にくっついてからだを支えていますが、木の内部に根を張って養分を奪い取ることはありません。
雪の上のツグミ
雪の合間の落ち葉をひっくり返していました。秋は柿の実なども食べますが、厳冬期は地表で食物を探すので、雪が積もると困ってしまいます。
ハシブトガラス
一年中見られ、園内にもよくいます。よく似たハシボソガラスはおでこが出っ張らず、とまって鳴く時に頭を上下に振る、といった違いがあります。